投稿日:2020年10月21日(水)
今日は、あかりの日。明治12年(1879年)10月21日にトーマス・エジソンが京都産の竹の繊維を炭化させたフィラメントを用いて白熱電球を完成させたことにちなんで、日本電気協会・日本電球工業会など4団体が昭和56年(1981年)に制定。あかりのありがたみを認識する日。権禰宜の遠藤です。
さて、去る10月18日(日)は作業デーとして、提灯掲揚作業・大絵馬取り付け作業と行ってまいりましたが、其の日のメインイベントとして、先般長谷川ファーム様よりご奉納いただいた稲わらの選別作業を行いました。
私も初めてのことでしたので、右往左往しながら一緒に楽しく作業をさせていただきました。
作業にあたっては、例年お正月の門松製作で稲わらの扱いに習熟されている、総代会長の山口さんにご指導頂きました。
▽9月にご奉納いただいてから、神社の裏手で乾燥させていた稲わらです。まだ刈り取って籾を取っただけのものなので、注連縄に使うにはハカマという余分な部分がついています。
今回はこのハカマを取り除いて芯の部分に選別する作業となります。
▽まずは稲束を石に叩きつけて大雑把にハカマを少なくしていきます。これが結構力がいる作業でした。
▽木の板にクギを打ち付けたものを作成し(最初見たときは何に使うのか分かりませんでした)、この突起に稲わらを通してハカマを取り除いていきます。
▽稲わらを整えて、ワラ自身で縛ります。鳶頭が手拭を顔に巻いているのは、稲のクズが舞っているのでマスクの代わりです。
▽縛った稲わらです。たたきの段階からすると、随分ボリュームが減りました。
▽分厚く重ねて積んでおくと、湿ったりしたときに発酵して熱をもって危ないので、雨の当たらないところになるべく平たく置いておきます。
このように保管して、注連縄づくりに使用する時を待ちます。
作業に当たって下さいました総代の山口会長・小峯さん、鳶頭の渡邊さん、神輿保存会の島津会長・斎藤さん、牛若会の山本さん・河合さん・勝島さん・藤原さん・矢口さん、そして成り行きとはいえ最後までご助勢頂いた片瀬諏訪神社の中野さん、誠にありがとうございました!