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祈年祭と境内梅の開花状況

投稿日:2021年2月17日(水)


【暦で見る九星の運勢シリーズ】三碧木星:令和3年3月(各自の九星についてはブログ末尾の表をご参照ください)「吉方…北 迷ったり、悩んだりすることが多く思う様に進めず苦心しますが、一つ一つ丁寧に対応を。事業等でも競争相手が出現する恐れがあるから注意。決して相手の作戦に乗らないように」とのことです…権禰宜の遠藤です。

和稲・荒稲(にぎしね・あらしね)
さて、本日2月17日は全国の神社で「祈年祭(きねんさい)」が行われています。この祈年祭は「としごいのまつり」とも言い、その年の五穀豊穣を祈願するお祭りで、11月23日に行われる、新嘗祭(にいなめさい 1年の収穫を感謝する)と対を為すお祭りです。
当社でも、午前8時30分より祭典を執り行い、五穀の豊穣と産業の振興を祈念申し上げました。

五穀豊穣をもたらす山の神は、春になると山から降りてきて「田の神」となり、農作業を見守り、秋の収穫が終わるとまた山に帰っていく神様です。この春の祭りには、山の神の神迎えという意味もあります。相対する秋の祭りには、田の神の神送り等の神事が残っています。
「祈年祭」は、年を祈る祭りですが、「年」とは 穀物(稲)を意味します。(穀物は、年に1回実る事から、転じて穀物の成熟すること、もしくは穀物そのもの)
すなわち、稲穂を蒔く季節の初めにあたって、その豊穣を祈願するわけですから、言い換えると、人間の生命の糧(かて)を恵んでくださるようにとお祈りするお祭りです。したがって、一粒の米にも神さまの御霊(みたま)が宿ると考えられているのです。祈年祭では、稲だけでなく五穀の豊穣と国の繁栄、そして皇室の安泰や国民の幸福なども祈願されます。この日は、宮中の賢所(かしこどころ)においても祭典が行われ、天皇が御親拝になられます。
新嘗祭・祈年祭は和稲・荒稲(にぎしね・あらしね)が神様にお供えされます。和稲はもみをすりとった稲の事で、荒稲はもみがついたままの稲の事です。昔は稲の穂を抜いて束にして、初めてのその初穂を神に供えました。その穂の束でお金の代わりに支払いにも使われていた事から、「初穂料」と記される様になったそうです。

皆様ご存じの通り、日本人は農耕民族です。昔はお米一粒でも残せば叱られたものですが、今となっては親が食べ物を粗末にする風潮があります。農家の方々が心を込めて作った作物を、農家の方・神様に感謝しながら食して頂ければと思います。

【梅の開花状況】

▽手水舎裏の白梅。蔭になっているので少しわかりにくいですが、6分咲きくらいでしょうか。

白梅

▽社務所前植栽の中の白梅。こちらも6分咲き程度になっています。写真ではまったく分かりませんが、メジロがとまっていました。

白梅

▽社務所玄関前白梅。こちらは5分咲き程度でしょうか。

白梅

▽境内奥の紅梅。4本程度ありますが個体差が大きく、奥の一本だけ5分咲きになっています。他はこれから開花といったところでしょうか。

紅梅

今日は大変風が強く、立っていても時折あおられることがありますが、青空と白梅の対比がきれいに写真に撮れるようです。

R3厄年表


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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