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【神社新報コラム】神宮だより~御塩について~

投稿日:2021年3月31日(水)


三月頭に境内を彩ってくれた梅の木に新たな変化が…今年も実が成り始めました!熟すにはまだ時間がありそうですが、収穫時期になったら社頭で無料配布の予定ですので続報をお待ちください…。権禰宜の佐藤です。

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お清めの塩=神社やお寺で頂いた塩でないといけない訳ではありません。「塩」自体にお清めの力があり、台所、食卓にあるでしょう塩でお祓いお清めに使用して頂いても構いません。気になる所に塩を振り、心からお祈りをすることが一番大事なのです。

本日は、神社界唯一の業界紙であります『神社新報』令和3年3月8日号掲載のコラム『神宮だより』より「御塩について」を御紹介致します。

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神宮の祭典でお供へされる神饌の中で欠かすことのできない品目の一つに御塩があります。今年も伊勢市二見町にある御塩殿で塩を奉製する「御塩焼固」がおこなはれました。

御塩作りの歴史は古く、『倭姫命世記』によると、倭姫命が大宮地を求め諸国を巡り、北伊勢から二見の浜に差し掛かった際、土地の神である佐見都日女がこの地で作られた堅塩を奉りました。倭姫命はこれをたいそうお喜びになり、この地に堅田の社をお定めになられました。以来今日まで二見から御料の御塩が奉られるやうになったと言はれてゐます。

御塩作りは一年で最も気温の高くなる夏の土用の時期に二見町の五十鈴川河口にある御塩浜での鹹水(塩分濃度の高い海水)を採ることから始まります。約一週間ほど鹹水を採取した後、四斗樽に詰入所に運び大きな甕で貯蔵。八月の初旬、汲入所に隣接する御塩焼所の釜で鹹水を一昼夜交替で焚き上げ荒塩にします。

この荒塩を十月と三月の二回、五日間に亙り御塩殿で焼き固めます。参籠潔斎をした神職が御塩殿にて火鑚具で忌火をきりだし、竃に火を焚きます。そして素焼きの土器で作った三角錐の型に荒塩を詰め、竈の中で日中焼き続けます。かうした行程を経てやうやく堅塩ができあがるのです。年間で二百個ほどの堅塩が奉製され、神嘗察をはじめとする諸祭典にお供へされます。

科学的製塩法が主流な現在、神宮では古式に則った御塩作りが今も連綿と受け継がれてゐます。

(総務部・松岡弘典)


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