投稿日:2023年5月27日(土)
この祭祀視察研修旅行のシリーズにはおじさんがたくさん登場しますが、添乗員さんを除き全員神奈川県内の神職の方々です…権禰宜の遠藤です。
さて、去る5月17日(水)~19日(金)にかけて、神奈川県神社庁祭祀委員会主催の熊本~宮崎方面の祭祀視察研修旅行に、2泊3日の行程で参加して参りました。
神奈川県神社庁祭祀委員会は神奈川県神社庁の担当理事を筆頭に、県内各支部より選出された常任委員によって構成されています。
今回の祭祀視察研修旅行を挙行するにあたっては全員参加とはいきませんでしたが、祭祀委員以外の県内各社の神職の方々も参加され、総勢14名にての道行きとなりました。
今日は第5回、天岩戸神社参拝・天安河原見学の様子をご紹介いたします。(第4回の記事はこちら)
▽前日宿泊した今國旅館向かいの労働金庫玄関。高千穂流の注連縄がかけられています。この通りのお店や家々を一通り見ましたが、全戸に同様の注連縄がかけられていました。
▽午前9時 今國旅館を後にし、バスで15分ほどの場所にある天岩戸神社(あめのいわとじんじゃ)に到着。
『古事記』『日本書紀』に見える、天岩戸神話(皇祖天照大神が、御弟神の素戔嗚尊をお避けになり、御身を天岩戸へ隠され、世の中が暗闇に覆われた…という神話)
▽自由参拝でしたが、ガイドさんがいらして他の一般参拝の方と共に各所をご案内頂きました。
▽前日お参りした高千穂神社もそうでしたが、社殿内の太鼓は御神楽で用いる締め太鼓と同様の物でした。
▽御社殿裏のご神域から見える天岩戸もご案内いただきましたが、御神体ですので当然撮影禁止です。
ご案内頂いた方は、かなり手慣れているようでした。専門の職員の方のようです。
▽御社殿を背に集合写真
▽続いて天安河原(あめのやすのかわら)へ。ブラタモリで紹介されそうな、地層のダイナミックな景色を横目に歩道が整備された峡谷を進んでいくと…
▽天安河原宮(あめのやすのかわらのみや=御祭神 思兼神(おもいかねのかみ)・八百萬神(やおよろずのかみ))・仰墓窟(ぎょうぼがいわや)へ到着。
「天照皇大神、天岩戸へ御籠り遊ばれた時に、八百萬神は天安河原へ神集神議りになった事を古事記等に記してありますが、天岩戸神社より500メートル川上の此の天安河原は其の御相談の場所であると伝へます。此の河原の一角に「仰慕窟(ぎょうぼがいわや)」と称し間口40メートル、奥行30メートルの大洞窟があり、全国から願事がかなうとの信仰があります。」(天岩戸神社HPより)
▽平日にもかかわらず、観光客の姿が多く見えました。
もと来た道を辿り、バスに乗って高千穂峡へと進んでいきます。