投稿日:2023年9月14日(木)
七五三詣での問い合わせが増えてくると秋の訪れを感じます。神職あるあるだと思います…権禰宜の牧野です。
さて、去る9月12日(火)に宮司、本山出仕と共に寒川神社参集殿にて行われた祭式研修会に参加させて頂きました。
私個人としては主催は異なりますが7月にも研修会に参加させて頂いたので今年2度目になります。
前回に続き、神奈川県神社庁祭式講師、笠䅣稲荷神社宮司 小野和伸先生にご指導を頂きました。午前中の基本作法は何度やっても体力を使います。一つ一つの動作は難しくなくても正しい姿勢を維持しつつ連続して行ううちにへとへとです。
作法には立った状態で行う立礼と腰を下ろした状態で行う坐礼があり、当社の場合、普段の御祈祷は立礼でご奉仕しており、坐礼については夏の例祭など使う機会が限られれるので復習が欠かせません。前回ご指導いただいた成果が少しは出せたでしょうか。
昼食を挟んで午後は総合祭典の中からお祭りには欠かす事の出来ないお祓い「修祓」とお供え物を供える「献饌」について講義と実技指導が行われました。
今回は見学だけの人がでなくて済むように全員で一斉に同じ作法をする形でご指導頂きました。
午前中にご指導いただいた基礎作法の組み合わせではありますが、それぞれの場面で作法をする際に気を配るべき対象やどうしてその作法を用いるのかという理由もしっかりと解説をして頂けるので大変勉強になります。
相模湘南支部主催の祭式研修会は非常に歴史が長く多くの神職が研鑽に努めているという事で、先生にも参加者のレベルが高いと評価を頂きました。こうした恵まれた環境で学べる事に感謝しつつ、今後も日々の奉仕に励んで参りたいと思います。