投稿日:2018年10月15日(月)
シリーズ【神道百言】⑨
『神は正直にして明らかなり、故に神明といふ』宮城春意・神道大意演義
(ただ「神」といへばよいのに、何故「神」のことを「神明」といふのかとの問に対する一つの説き方を示したものである。神の下に「明」の字のついてゐるのは、神は明らかなものであることを、「正直」の二字で示したものとして、「神明」といふのだと説いたもので、一般にわかり易い説き方だといへよう。)
(宮城春意(みやぎ しゅんい)は林羅山の門下、寛文(1.661~1.672)頃の人で、神儒一致の神道を説いた。神道大意演義はその著書の一つである。)
尚、伊勢の皇大神宮のことを「神明」というのは、神様の中で最も徳が高く明らかな神様であるためで、「正直の頭(こうべ)に神やどる」もこれにかけられていると学んだ宮司です。
さて、去る10月10日(水)午後1時より神奈川県神社庁におきまして「広報研修会」が開催され、新久田権禰宜と神社庁広報委員である私とで参加させていただきました。
広報委員長(神社庁理事)のお話しによると、広報委員会が広報の研修会を開催するのは「おそらく神社庁史上初めてのこと」とのことで、委員として企画させていただけましたことを嬉しく思っております。
講師にはきてん企画室の中田一会先生をお招きし、1部 広報の基本を知る・2部 ひとつの神社を事例に考える・3部 各神社でできることを考える、ことを主題にご指導いただきました。
多くの神社でSNSなどを使っての広報が行われている今、ネットを使わない世代に対する広報、あるいはわざわざ検索しないであろう地元の人に対する広報について考えていかなければと感じました。
いずれに致しましても、ご指導下さいました中田先生ありがとうございました。