ホーム » ブログ » 『まほろば』第61号~スペシャルインタビュー つるの剛士さん~&今日のフジ

『まほろば』第61号~スペシャルインタビュー つるの剛士さん~&今日のフジ

投稿日:2023年4月29日(土)


今日4月29日は『昭和の日』。昭和の御代の天皇誕生日です。祝祭日には国旗を掲げてお祝いしましょう!…権禰宜の遠藤です。

国旗

さて、本日は神社本庁発行の季刊広報誌『まほろば』に、つるの剛士さんのインタビューが掲載されていましたので、ご紹介します。

今回は、当社が撮影協力させていただきました。このような機会に恵まれ、誠に光栄に存じます。

まほろば61-1

まほろば61-2

まほろば61-3

「つるのさんと「神社」

「幼い頃から神社参拝はしていましたが、特に御縁を感じた神社があります。

僕の母親の旧姓は『賀来』というのですが、母の故郷である大分県に同じ名前の『賀来神社』という神社がありまして、大分県まで行って参拝もしたことがあるのですが、月日が経ち、僕が藤沢市に引っ越すと同名の『賀来神社』が藤沢市にもあったのです。全国的にも珍しい名前の神社らしいのですが母の故郷と僕の住まいの近くにある。これには御縁を感じずにはいられませんでした。」

そうした神社とのかかわりから、全国を回るライブツアーや家族旅行の時にも各地の神社へ参拝されるそう。

「全国の神社を巡るのも楽しいですが、氏神様への参拝は欠かせません。初詣や子供たちの初宮詣は藤沢市内の氏神様へ家族揃って参拝します。家には神宮大麻、氏神様のお神札、崇敬神社のお神札をおまつりしているんですよ。」

「また、僕の芸能生活を支えてくれた、新宿の花園神社さんへは20歳のころから伺っています。芸能生活が今年30周年を迎えるのですが、ここまで続けて来られた感謝を毎年伝えています。」

つるのさんと「自然」

神社への想いを語るつるのさんは神社の自然もお好きだそう。

「神社には杜があって、自然に触れることができる。僕は自然や山も好きなので、リフレッシュになります。」

そんなつるのさんに山や自然にまつわるエピソードを聞いた。

「自然、特に山に登るようになったのは息子が小学2年生の頃からなので、かれこれ10年以上になります。『自宅から見える山々を2人で制覇しよう。』って約束して。それから丹沢山や奥多摩の山々、富士山にも登りました。」

藤沢市内の自宅から見える山はすべて踏破したというつるのさん。その後も登山への興味は尽きない。

「夏に白馬岳に登った時に雪の残る白馬大雪渓に感動しました。今後は日本アルプスの高山にも挑戦したいですね。山の頂上に登ると別の山の頂上が遥か遠くに見える。そこにも登りたくなります。あとは、一番下の息子がそろそろ山に登れる年齢になったので、まずは高尾山くらいから始めたいと思います。」

つるのさんは自然、山への関心からそうしたテレビ番組への出演も多い。

「去年の7月にテレビの企画で山形県の月山に登りました。頂上には月山神社があって、山自体が神秘的で心が洗われるような登山でした。いつも山を登ると疲労感もあるのですが、それ以上にパワーを貰えるような気がして。」

―つるのさんはなぜ山に登るのか―

「初めて山の頂上に行った時に自分たちが生きている文明のありがたみをすごく感じました。今、自分が住んでいる場所が当たり前じゃないし、ここには電気も水道もない。何もないここが、本来人間が生まれてきた一番シンプルな姿だし、そういうことをちゃんと感じること、今あるものに感謝することが大事だと思います。」

「自然に触れることは『命』に触れることだとも思っています。山や海は一歩間違えれば命の危険がある。特に登山は『自分は今、生きているんだ。』ということを改めて実感させて貰える場所ですね。」つるのさんはお子さんと山に登る時に意識することがあるそう。「山や川、自然には神様がいらっしゃるということですね。自然に触れる時にはそうした気持ちが強くなります。この思いを子供に伝え、僕自身も改めて感じることが大事だと思います。

世間の僕のイメージから、子供となにかすると『教育』の一環だと思われますが、山は子供と共に僕も成長する『共育』の場であると思います。また、子供と自分がお互いに良い影響を与え合う『響育』の場でもあると思っています。

僕はいつも子供たちから教えてもらってばかりいるので。子供と一緒に自分も育ってゆくのが好きなんです。」

つるのさんと「きょういく」

今年、つるのさんは保育士の資格を取得した。子供と共に学んでゆくなかで幼児教育や保育の問題に関心を持つようになった。

「これまで30年歩んできた僕の活動は、『ウルトラマン』や『チャギントンのナビゲーター』など子供関係のお仕事が多いなあと感じました。また、育児休業を取らせて頂いたことで世間からは『イクメン』と言って頂けることもあって。」

5人の子供を持つ父親でもあるつるのさんは公私ともに子供と共に歩んできた。

「これから自分が50歳になった時に何か『つるの恩返し』ができることがあるとすれば、子供に関係することで間違いないなと思いました。

そんな中で、子供たちの新しい未来をつくる、そういったところで少しでも歯車になれることがあればと思い、専門的な学びをさせて頂こうと学校に通い始めました。」

一念発起し、保育を学び始めたつるのさんは学びの中で新たな発見もあった。

「これまで、自分の子供をずっと育ててきましたが、保育は人様の子供を預かって育ててゆく、しかもその未来に自分が携わってゆくということ。乳幼児期って子供たちがこれから人生を歩んでゆく中ですごく大切な時期だということを勉強してゆく中で初めて体感しました。

また、幼児教育に携わってくださっている保育士さんや幼稚園の先生たちの素晴らしさも改めて感じました。例えばパズルをやるにしても、そこに算数の要素が入ったり、運動をやるにもそこに表現の要素が入っていたりする。子供たちと鬼ごっこをする時でも、そこに人間関係という領域があったり、先生たちは『狙い』を持っている。そういうところに感銘を受けました。」

本年4月からは大学へ編入し、『学び』を継続されるつるのさんは最後にこう語った。

「今年からは大学に進んで臨床心理士の資格を取ろうと思っています。今は子育ても地域の繋がりが希薄化し核家族化が進んでいるので、昔と違って地域一丸となって子育てをすることが難しくなっています。子供だけでなく、育児や子育て、夫婦関係などで悩んでいる親の問題も大変で、そういう方々に対しても自分がお話を聞いたり、何かできたらいいなと思って。これから臨床心理士の資格を取って様々な方々の力になれればと思っています。」

「臨床心理士という新たな目標もありますが、今は『学ぶ』ことが楽しいです。日本に生まれたからには神社や神道についても勉強したいと思っているんですよ。」

50歳を目前とした今も『学び』を続けるつるのさんの目はどこまでも先を見ていた。」

 

▽この広報誌は社務所前に置いてありますので、ご自由にお持ち帰りいただけます。

S__500310024

S__500310022

【今日のフジ】

▽弁慶藤_花の季節も終わりを迎えています。実と花が混在しているのを見ることが出来ます。

s-S__44367876 s-S__44367877

▽義経藤_花の盛りは過ぎていますが、まだいい香りがします。是非近寄って香りを楽しんでみてください。

s-S__44367879

s-S__44367880

 


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
ぜひ早起きした朝やお休みの日にでも、お気軽に当社にお越しください。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。