投稿日:2022年2月10日(木)
今日は首都圏にも大雪の予報が出ております。お出かけの方はくれぐれもお気を付けください。午前9時現在、藤沢ではまだ雪になっておりません…権禰宜の遠藤です。
さて去る2月6日(日)、東仲之町の広瀬総代の邸内にあります東仲之町の守り神様である白笹稲荷神社(写真1枚目)と、広瀬家の高廣稲荷神社(写真2枚目)の初午祭の奉仕に伺いました。
当日は最低気温が氷点下の冷え込みで、お稲荷さんの横にあった蹲の水も分厚く結氷しておりました。
新型コロナウィルス感染症が猛威を振るう中でしたが、町内4名の方々にご参列いただき、先に白笹稲荷のお祭りを、皆さんがお帰りになってから高廣稲荷のお祭りを執り行いました。
高廣稲荷の中には『再興 文化七庚午年十月』の揮毫があり、少なくとも200余年前にはお祀りされていたことが窺い知れます。
広瀬さんによると、中に奉斎されている御鏡はもっと古いものではないかという事でした。
また、広瀬家のご先祖様については森脇町の稲荷神社と深い縁があり、過去のブログ記事を転載しておきます。
~祭典終了後、比較的古くから森脇町にお住まいで総代の酒井さんや古美根菓子舗の小峯晴吉さん、町内会長さんに伺ったお話しを記しておきます。
『森脇のお稲荷さんは、昔みそのの坂の上にあった。国体やオリンピックの道路の拡張で4回目の移動で現在地にある。』
『その昔、森脇には5軒しか家がなかった。食べる物も無い時代、東仲之町の広瀬さんという方が(現在、東仲之町総代の広瀬さんのご先祖様)食べ物を分けてくれたり、色々良くしてくれて徐々に住む人が増えてきた。その御礼も込めて、現在地に鎮座する際、鵠沼から綺麗な砂を2袋持って来て、穴を掘って砂を敷き、廣瀬さんの髪の毛と爪を壺に入れて埋納、その上にお社を建てた。』~
町内の皆さんのご健勝とご安泰を祈念申し上げます。おめでとうございました。