投稿日:2015年10月18日(日)
藤沢駅と辻堂駅の丁度中間くらいに、藤沢在住の皆さんご存知の「事務キチ」があります。私のパラダイスです…権禰宜の遠藤です。
さて、去る10月16日(金)10時30分より、源義経公首塚外構工事の竣功祭をご奉仕して参りました。
この工事は10月2日より2週間にわたって行われ、源義経公首塚背後に建仁寺垣を設置し周辺の石畳などを整備する工事でした。
源義経公首塚と首洗井戸は、白旗神社の縁起にとても深く関わりのある史蹟ですが、現在は藤沢市の公園(本町公園)として利用されております。年月が経過し、ガタガタだった石畳など大変きれいに整備されていました。
祭典には藤沢市・施工の㈲山龍造園土木興業さん・領家町会長・白旗神社氏子総代会長など総勢16名が参列されました。
首塚周辺に配置された石は、義経公が幼少期を過ごされた鞍馬山から持って来られたとのことで、祭典のお供えの水も鞍馬山の湧水を頂いて来られたものをお供えになりました。施工の山龍造園土木興業さんの意気込みが感じられました。
祭典後は、神酒拝戴(しんしゅはいたい)といって皆で御神酒で乾杯をするのですが、折角なのでこの水にて乾杯致しました。
また、鞍馬山の杉を削ったものが「お祓い杉」として頒布されており、祭典後はそれを四方に撒いてお清めを致しました。撒いた瞬間、杉の木の良い香りが周囲に広がりました。
鞍馬山の水の味と木の香りは、義経公には懐かしかったのではないでしょうか。
いずれに致しましても、関係各位のご健勝・ご隆昌と共に、此の度整備されたこの源義経公首洗井戸を始め、藤沢宿周辺の史蹟に多くの方が訪れて街が賑わいます事ご祈念申し上げます。