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神話の絵本「幸せの国の幸せの子供の話~日本神話~」16

投稿日:2017年1月18日(水)


本日はレディオ湘南を聞きながら五名で和やかに節分の升に印を押しました。権禰宜の新久田です。

さて、平成21年に出雲井晶(いずもいあき)氏が監修し、教育の拠り所策定委員会が企画・発行した「幸せの国の幸せの子供の話~日本神話~」をご紹介します。
この本は、「日本青年会議所内の理想国家「日本」創造グループ教育の拠り所策定委員会が「JC版教育システム親楽推進プロジェクト」を策定し、「神話の絵本の読み聞かせ」というプログラムを提案したものを具現化したものです。」(「あとがき」より)
巻末にはそれぞれのお話の解説も掲載され、子供に対するどのような教えが込められているかも述べられています。
今でもAmazonなどで販売されていますので、ご興味がおありの方は是非お手に取ってみてください。
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今回は、天之岩屋に御籠りになられた天照様がお出ましになるまでのお話をご紹介します。

「【光の国】

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鈴や太鼓を持った神様達が、天之岩屋の前に陣取りました。

シャンシャンドンドドン

たらいに乗った天宇受売様が足を踏み鳴らし、踊り出しました。

トントントトントントトン

「はっはっはっ」

「わっはっはっ」

神様達はおかしくて大笑い。

「何がそんなに楽しいの?」

天照様が少し戸を開けられました。

隙間からパァーと光が射し、「夜明けだコケコッコー」

と鶏が声を張り上げました。

二人の神様が、天照様のお顔の前へ

八咫鏡をお出ししました。

鏡にお顔が映り

不思議に思われた天照様は、

一歩外へお出になられました。

その瞬間、天手力男様が

一気に戸を開け放ちました。

サッ バーン キラキラキラ

天照様がお出ましになられ、

日本は光り輝く国に戻りました。

【解説】

このお話の中では、古事記の中でしばしば語られている男女の役割が、より明確に描かれています。天之岩屋の前で華やかに踊る天宇受売様は女の神様であり、岩のすきまを一気に開けた天手力男様は男の神様です。男女の神が力を合わせた結果、光を取り戻すことに成功したのです。


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