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神話の絵本「幸せの国の幸せの子供の話~日本神話~」30

投稿日:2017年12月11日(月)


昨日は今年、ふじさわ子供豆まきの実行委員長をおつとめ頂きました鈴木さんのお店 タントタントの20周年記念パーティーでした。益々のご活躍を御祈念申し上げます。おめでとうございます。権禰宜の新久田です。

さて、平成21年に出雲井晶(いずもいあき)氏が監修し、教育の拠り所策定委員会が企画・発行した「幸せの国の幸せの子供の話~日本神話~」をご紹介します。
この本は、「日本青年会議所内の理想国家「日本」創造グループ教育の拠り所策定委員会が「JC版教育システム親楽推進プロジェクト」を策定し、「神話の絵本の読み聞かせ」というプログラムを提案したものを具現化したものです。」(「あとがき」より)
巻末にはそれぞれのお話の解説も掲載され、子供に対するどのような教えが込められているかも述べられています。
今でもAmazonなどで販売されていますので、ご興味がおありの方は是非お手に取ってみてください。
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今回は、この国が幸せで結ばれ続け、大きな和で出来ているというお話です。

「【幸せの国】

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大八島に戻った

山幸彦様は

邇邇芸様の跡を

継ぐことになりました。

豊玉姫様は

山幸彦様の所へ来て、

仲良く幸せに暮らし、

御子を生みました。

このように、

美しく豊かな水穂の国に

幸せの神の子供が天降り

幸せの国を創り、

幸せな結婚をして、

幸せの家族を作りました。

幸せの家族が幸せの家族と出逢い、

幸せは結ばれ続け、

幸せの大きな和ができたのです。

その和の中に今、

あなたはいるのです。

だからあなたは、

幸せの国の

幸せの子供なのです。

おわり

 

【解説】

素晴らしい家族を作ることが、素晴らしい国を作ってゆくことを示し、大きな和の精神が素晴らしい社会を創っていくことを教えてくれています。

 

30回に分けて御紹介致しました「幸せの国の幸せの子供の話~日本神話~」ですが最後に元東京大学総長  林 健太郎先生の「すいせんのことば」をもって締めくくらさせて頂きます。

これは わたくしたちの 祖先が 代々 かたりつたえて きた 大事な おはなしです。

そして 大へん おもしろい おはなしで あります。

どうして この 世界が できたか、どうして わたくしたちの くにが 生れたか。

どこの くにでも、じぶんたちの むかしの ことに ついての おはなしが あって、こどもたちは それを

おとなたちから 聞きながら、大きくなって 行ったのです。

いざなぎ、いざなみのみこと、あまてらすおおみかみ、すさのおのみこと、おおくにぬしのみこと、こういう

かみさまたちは わたくしたちの 先祖であり、いろいろ 苦労しながら、そして 時には 失敗したり

迷ったりしながら、わたくしたちの くにを つくり、わたくしたちの くらしの もとを はじめられたのです。

わたくしたちは その おもしろい お話を 聞きながら、古くから 皇室を 中心として 発展して 来た

わたしたちの くにが わたくしたちにとって 大へん だいじなもので あることを 知り、また

それを いっそう よくして ゆくことを 知ることに なるでしょう。


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