投稿日:2021年6月18日(金)
【続 神道百言8】
『此の道は則ちいつまでも生き通し也、申上げずとも道、直ちに天照大神也、是れ則ち天地と共に生き通し也』~黒住宗忠書翰集~
(~略~ 三千年前も、今日も、明日も、少しも変りのないのが日の神の御光(みひかり)であり、御心である。その意味では日の神の御心は過去・現在・未来(過現未)の三世に生き通しである。その御霊(みたま)の一端を受け、その御光を平素充分に受けてゐればこそ、私共も毎日を元気に働きつづけることが出来る。天照大神こそ過現未を通じて、生き通しであるとしてよい。
~略~ 私は神さまから生かされて、生きてゐられるのだとなれば、神は生き通しである。「生き神さま」とは、かやうな体験に生きた人のことである。)
多くの宗教には教祖が存在し、教祖が信者を幸せに導きますが、神道には教祖が存在しません。我々神職は、神様と人との仲執り持ちで、信者を幸せに導いてくれるのは神様です。「信仰が薄いと人を頼り、信仰が篤いと神を頼る」と、聞くことも多い宮司です。
さて去る15日、天赦日(てんしゃび)と一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)が重なる「最も縁起が良いとされる日」午前10時より、白旗神社牛若会会員である「たこ焼き 風天」さんが、店舗改修工事を経て開店されるということでお祓いに伺いました。
(写真は参列されました宮頭の渡邊様より頂戴致しました)
風天さんは今まで持ち帰り専用でしたが、店内飲食が出来るように改修工事をされました。
店内のカウンターを祭壇にして、八方除け・商売繁盛と来店される皆様の幸せを願いました。
店主様と共に切麻・御塩にてお清めを致しました。
開店のお祝いに、宮頭との連名で手彫りの「招木」(まねき)をお贈り致しました。
準備・片付けの最中にもお祝いをお持ちになる方やお花が届くなど、多くの方々に愛されていることが伺い知れました。
風天さんの益々のご隆昌をお祈り申し上げます。おめでとうございました!