投稿日:2021年6月21日(月)
今日は夏越大祓式並茅の輪神事の準備のための茅採取の場所を確認しに行く予定です。採りやすい場所があるといいのですが…権禰宜の遠藤です。
さて、ご近所にお住いの方は既に目にされているかもしれませんが、先週末6月19日(土)より境内に七夕飾りを始めました。
▽大きな吹き流しを鳥居に飾りつけました。飾りつけは渡邊宮頭・勝栄土建の職人さんお二人・牛若会の江嶋さんが行ってくださいました。雨の中ありがとうございました!
梅雨に入って雨の日も多くなり、鬱陶しいような季節になって参りましたが、この時季の年中行事と言えば「七夕」(たなばた)です。
七夕の織姫と牽牛の伝説は古代中華文明を起源として、奈良時代には日本に伝わっていたようです。
「たなばた」と言う語は棚機津姫命(たなはたつひめのみこと)という神名からもわかる通り、やはり布を織る生業を指しています。
万葉集にも「たなばたの 今夜あひなばつねのごと 明日をへだてて 年は長けむ」と詠まれており、その歴史の古さが窺えます。
現在の笹・竹に願いを書いた短冊を提げる風習は、江戸時代中期には既に広く行われていたようです。現在では全国各地で季節の行事として定着しています。
▽社務所前に短冊を設置しております。初穂料は思召しです。脇の賽銭箱にお納めください。
▽備え付けのペンでお願い事を書いたら、鳥居脇の竹に提げてください。
七月七日(水)七夕当日まで設置予定です。お詣りの際には是非どうぞ。
(短冊は水に濡れると切れて落ちてしまうので、夕刻回収して御神前にお供えしております)