投稿日:2018年7月18日(水)
【冊子】天皇さまのおまつり⑥
宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)に臨まれるときは、
陛下は御所で潔斎(けっさい)され、
モーニングに着替えられた上で
宮中三殿(きゅうちゅうさんでん)にある更衣所の
「綾綺殿」(りょうきでん)まで車に乗って行かれます。
陛下は綾綺殿に入られ、
二人の侍従(じじゅう)が前と後ろから
お手伝いをしながら
装束にお着替えになります。
その間、念入りに身を清められ、
それが終わると、
廊下伝いに三殿に向かわれます。
侍従長の控えている供待ち(ともまち)部屋にも、
陛下の履かれたご挿鞋(そうかい。下記写真左)の
ポックリポックリという音が聞こえます。
陛下が執り行われる宮中祭祀は、
年によって少し数が異なりますが、
これまでは、だいたい
年間三十回以上ありました。
我々神職が履くのは『浅沓』(あさぐつ)。神主のものに似ていますが、陛下のお召し物は唯一無二であり、同じものを着用するなど恐れ多い事で誰も着たことは無いと思います。宮司です。
さて去る12日(木)、鎌倉プリンスホテル バンケットホール七里ヶ浜におきまして『守屋大光氏の叙勲受章を祝う会』が開催され、出席させていただきました。
守屋様は昭和63年より葉山町鎮座 森戸大明神の宮司をお務めであり、平成5年からは葉山町町長を15年の長きに亘りお務めされました。その外、教育委員長、神奈川県町村会会長、神奈川県市町村職員退職手当組合長、警察官友の会会長ほか多数の公職をお務めされ、そのご功績により平成三十年春の叙勲において旭日双光章を受章されました。
会場には400人あまりの方々が御祝に駆け付け、終始和やかに執り行われました。
宮司様の今後益々のご健勝とご多幸を祈念申し上げます。誠におめでとうございました。