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台風被害処理(樹木伐採)

投稿日:2019年9月17日(火)


【神道百言45】

『三種の神器世に伝ふること、日月星の天にあるにおなじ、鏡は日の体なり、玉は月の精なり、剣は星の気なり、ふかき習ひあるべきにや』~神皇正統記・北畠親房

(我が神道の道統は皇祖 天照大御神から御歴代の天皇に至る道を根幹としてゐる。その根幹の基を教へたものが、三種神器親授の意味で、これには昔から色々の解釈が行はれてゐる。

この世の中に日(太陽)・月・星が宇宙を明るく表徴してゐるやうに、三種神器の鏡・玉・劔の3つは宇宙の真理を表彰してゐると説いた。親房は、正統記では、上記文章につづけて

「此三種につきたる神勅は正しく国をたもちますべき道なるべし、鏡は一物をたくはへず、私の心なくして、万象を照らすに、罪善悪のすがた現はれずと云ことなし。其すがたにしたがひて感応するを徳とする。これ正直の本源なり。柔和善順を徳とす。慈悲の本願なり。劔は剛利決断を徳とす。智慧の本源なり。」

と説いてゐる。三種神器の徳を具体的にいへば、鏡は正直、玉は慈悲、劔は智慧の徳を表徴したものであるとする。)

鏡=かがみ が=我 を捨てることで かみ=神 となり得る。天皇に「私」が存在しないのには、こうした意味もあるようです。

個人的には、出典の「神皇正統記」(じんのうしょうとうき)から命名されたという「正統」(まさみち)というお名前の隣の神社の宮司さん(御祭神が天照大御神)の本だ、と思ってしまいます。宮司です。

(ちなみに、お隣の諏訪神社の宮司さんは「恒方」(つねまさ)さんで、御祭神は建御名方冨命(たけみなかたとみのみこと))

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去る9月9日未明に関東地方で猛威をふるった台風15号。千葉県では、これから最長で3週間程度も停電が続くとの報道もあります。被災された地域の一日も早い復旧を祈念申し上げ、また多くの人々のために陰ながら昼夜を問わず復旧に従事されている皆様には、くれぐれも事故等の無いようにお祈り致しております。

さて、当社では倒木はありませんでしたが、弱っていた部分が裂けて引っ掛かってしまっておりましたので、蛭田造園さんにお願いしたところ早々に伐採して下さいました。

朝来社され養生をし、当初目的の木を始め、周辺数か所の枯れた所など全てを伐採をして下さり、午後3時過ぎにはお帰りになりました。

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この特殊な道具にロープを絡め、伐った後の木が落ちて来ないようにするとのこと。

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裂けていた木。

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はしごは??

と、伐採された多くの木。

日本は四季があることによる雨・風・雪・雹などや寒暖、海底プレートの影響による地震や火山活動など、災害大国ともいわれます。先人は自然の猛威を目にし、そこに神を認め、祈り、そして自然と共生する道を選び歴史を重ねました。

近年の自然災害は「過去に例のない」「未曾有の」などと形容されることが多く、これは神様からの警告ではないかと思ってしまうこともあります。災害を機に、今一度足元を見つめ直す機会にもしたいと思った次第です。

いずれに致しましても、蛭田造園様には早速の作業、誠にありがとうございました。

 


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