投稿日:2020年2月4日(火)
【神道百言62】
『誠は神の心なり 故に神に事(つか)ふるには、誠の心を以て祭れば 神是れを受け給ふ』~貝原益軒・神祇訓~
(終戦後、神道で一番大切な教へはマコト(誠)であると説いたものがある。この考へ方は、本書で例を挙げて説いて来たやうに、鎌倉時代の伊勢神道(神道五部書)以来、各神道説のうちに連綿として流れる考へ方であつた。江戸時代にあつても、その初・中期に出た福岡の貝原益軒も、この伝統を尊重し「誠こそは神の心」であるとされた。それ故、神のみ心に叶はんとするならば、「誠の心」を持つ以外にない。この「誠の心」を以て神をお祭りするならば、必ず神はこれを受け入れて下さる。神祭は形の如くすることも大切であるが、それに「誠心・誠意」が加はつて奉仕することが最も肝要である旨を強調したものである。)
『心は形を求め 形は心を進める』『形は心を作る母』 宮司です。
さて毎年曜日に関係なく、2月1日 午前9時から善行に鎮座されます善行神社の初午祭が行なわれ奉仕致しました。
善行神社は、元々あった八坂神社と稲荷神社が合祀されて善行神社と改称されておりますが、それぞれの神社で行われていたお祭りは現在も継続して行われております。
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祭典終了後は会館において総会が行われ、決算・予算の審議が行われます。
松本総代会長曰く、『年々護持が厳しくなっているように感じる』とのことで、神社経営について考えたいとのことでした。
毎年の事(当社も同様)ですが、社殿前には未だにお正月飾りを「置いて」行かれる方がおられるようで、世話人さん方もお困りのようでした。
福を招く時は丁寧にして、お帰りになった後は自分勝手に「処分」するその心に『誠』があるとは思えません。
お焚き上げ出来なかったお飾り類は、来年のどんど焼きまで保管するか、塩を振ってから御自身で処分下さい。
いずれに致しましても、善行地区の無事平穏を祈念申し上げます。初午祭、おめでとうございました。