投稿日:2022年8月26日(金)
先日は映画館にジェラシックワールドを観に行きました、権禰宜の牧野です。
昔はいっぱしの恐竜少年を気取っていたものですが学問の進歩はすさまじいもので、今や新しい恐竜や知らない知識だらけです。このままで研究が進めば自分の生きている間にこの目で恐竜が見られる時代が来るのでしょうか?
さて、今回は前回の本殿彫刻に続き、拝殿に飾られている額をご紹介致します。
拝殿は社殿の手前部分、その名の通り拝礼や祭典で使用する場所です。
正面には「正一位白旗大明神」の扁額。
向かって左には伊勢太々講奉納の額があります。明治35年5月14日とあります。発起人9名含め、当時の氏子さんが50名以上で伊勢神宮を参拝、無事に帰ってきたことを記念して奉納されたものでしょう。周囲に施された御社紋の装飾が豪華です。氏子さんの中にはお祖父さんなど御親族の名前がある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
白旗講の額は残念ながら年号や地域の記載がない為、詳細が不明です。
宮中祭祀の様子が描かれた絵図もあります。
右から四方拝、紀元節、そして天長節の様子が描かれています。写真をもとに描かれたようで、皇典講究所編とありますので教化などを目的に頒布されたものでしょう。
以上、拝殿に飾られた額のご紹介でした。