ホーム » ブログ » 風景 » 天水桶の底を浚いました

天水桶の底を浚いました

投稿日:2020年6月5日(金)


【暦で見る九星の運勢シリーズ】九紫火星:6月(各自の九星についてはブログ末尾の表をご参照ください)「吉方…なし 運気が弱く足元が不安定なので、あまり無理な行動はしないように心掛けてください。動けるから大丈夫といって、何も考えずに進むと、とり返しのつかないことになるから気を付けて」とのことです…権禰宜の遠藤です。

さて、去る5月25日(月)に、本殿両脇に設置されている天水桶の底を浚う作業を実施しました。

天水桶(てんすいおけ)とは、古くからある雨水を貯めておくタンクで、寺社に於いては主に防火用水として用いられてきました。

長い間に底の部分に落ち葉などが溜まってきたので、これを除去する事が作業の目的です。当日は雲一つ無いような五月晴れで、作業日和となりました。

余りきれいでない写真が並びますがご容赦ください。

▽当社の天水桶は鉄製で、内外の表面にはサビがたくさん浮き出ています。

天水桶

▽裏側にある奉納された日付を見ると、「天保六乙未歳十一月吉辰」とあります。

この年は現在のご社殿が御造営された歳(天保6年=1835)で、今から185年前にご社殿に合わせて作られたことが分ります。

天水桶

▽原始的な方法で水を抜きます。ほぼ抜け切るまで30~40分くらいでしょうか。

天水桶

▽中に入って手作業で底にたまった落ち葉などを取り除きます。水が赤茶色をしているのはすべてサビの粉です。

天水桶の内側に見えるフジツボのようなものはサビの塊です。どういうプロセスでこのようになるのかは謎ですね。

もちろん作業ズボンなどもサビだらけになりました。

天水桶

▽作業後の天水桶内部。水が濁っていますが、底の異物はほぼ取り除けたはず…です。

天水桶

▽周囲の石畳などに垂れた錆水をそのままにしておくと色がついてしまうので、水道水できれいにしておきます。

天水桶

これで次の落ち葉の季節までは大丈夫だと思います。興味がある方はご参拝の折に覗いてみてください。

厄年表R2

 


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
ぜひ早起きした朝やお休みの日にでも、お気軽に当社にお越しください。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。