投稿日:2020年5月4日(月)
今日はみどりの日。平成18年までは祝日に挟まれた国民の休日とされていました。「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」趣旨の祝日です。祝祭日には国旗を掲げてお祝いしましょう!権禰宜の遠藤です。
さて、例年ならば大型連休中は何かと忙しない日々を過ごしているのですが、今般の新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言を受けて、当社に於ても諸行事が中止となりぽっかりと時間が空いたようになってしまいました。
そこで、昨日5月3日憲法記念日には「天気もいいし、いつもは出来ない作業をやろう!」という事になり、兼ねてから気になっていたところの整地作業を行うことになりました。
今回は境内国道側にある森脇町・領家町の両稲荷社に向かう参道の整地作業です。
日常的な清掃作業の中で落ち葉を寄せる場所が決まってしまっていて、本殿側の地面のレベルが上がってしまっていました。それを新久田権禰宜と私の2名で整地を行いました。
▽作業開始時点。大絵馬の後ろはもっと土が上がっています。
▽前日に南側の整地を私が行った際に、基準として掘った部分。ここにレベルを合わせて全体を削っていきます。
▽長年にわたって蓄積されてきた土なので、木の根がびっしりと張り巡らされていました。これを剥がす作業がとにかく大変でした。写真は本殿側の法面から土を剥がしたところ。このあと剣型スコップで地面から剥がしていきます。
▽作業後のようす。奥にいる新久田権禰宜は、地面から飛び出している根をハサミで丁寧にトリミングしています。
▽全体の様子。大量の土がでましたので、一部は裏山に移動しました。落ち葉が堆積したとてもいい土なので、まとめておいて何かの時に活用したいと思います。
仕上げにブロワを使って細かい根や落ち葉を吹き寄せて除去します。
▽作業終了時の様子。石垣の基礎部分のレベルの関係もあり、真っ平というわけにはいきませんでしたが、緩やかで自然な勾配に落ち着いたと思います。
当日は夏日になろうかという日でしたが、終日日陰の場所での作業でしたので助かりました。
二人で半日がかりの作業でしたが、いい汗をかきました。(翌日には下半身と腰が筋肉痛になりましたが…)
以後は日常の清掃の中で気を付けて此の状態を維持していきたいと思います。
【今日のフジ】
今日は生憎の雨の朝でしたが、しっとりと重みのあるフジもいいものです。
▽弁慶藤。遠目ではわかりませんが、近寄ってみると終わりに近い花が多くなってきました。
▽義経藤。こちらは今が盛りですね。