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大鋸 諏訪神社 神幸祭奉仕

投稿日:2018年8月28日(火)


【冊子】天皇さまのお祭り⑭ 最終ページ

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伊勢の神宮の正式名称は、単に「神宮」です。明治神宮や鹿島神宮などと混同しないように、一般的には「伊勢神宮」または「伊勢の神宮」と呼ばれていますが、神宮といえばお伊勢様のことをいいます。全国の神社を束ねる神社本庁という組織がありますが、神宮は神社本庁より上位に位置する、神社の総本山です。(神社界では本宗=「ほんそう」と呼ばれています)神宮の祭祀(さいし)は故実に則った独特なものが多く、祭主(さいしゅ)さまがいらっしゃるのも全国の神社で唯一です。一生に一度でも神宮のお祭りを奉仕してみたいと思う宮司です。

さて毎年曜日に関係なく、8月27日は大鋸に鎮座されます諏訪神社さんの神幸祭が行われ、お手伝いにお伺い致しました。

(今回の写真の一部は鳶頭の渡邊さんにいただきました。ありがとうございました。)

諏訪神社神幸祭
諏訪神社神幸祭

その昔、同社は当社と同じようにお祭りの期間が一週間あり、遊行寺山門に御仮屋を建て神輿を奉安していたことから神幸祭が2回あり、実際に担ぐのは25日に近い日曜日で、27日はお神輿を台車に載せて巡行する神幸祭に合わせて、各町内の神酒所で神楽(御幣招き1座)を奉仕致します。

お諏訪様の氏子区域は、北は遊行寺の坂上、南は藤沢駅南口と広範囲に及び、朝9時から夕方5時半まで長丁場のお祭りです。

諏訪神社神幸祭

 

同社には昔ながらの町内頭(ちょうないがしら。今風に言うと、本職は鳶職人なのに、警察・消防・相談員・葬儀屋・雑用もするし自分で出来ないことは手配してあげるという町の何でも屋さん)の組織が残っており、現在7人の方々が神社の行事を総代と共に取り仕切っておられます。

私のような外野が見ている限りでも、頭の許可が無ければお祭りは進まないし、何かあれば責任を取らなければならない、とても大変なお役を担われています。(よく間違われますが、棟梁は大工さんのことを、鳶職人は頭と呼びます)

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(本殿から神輿2基を下におろす際に出来たロープの跡が今も残っている。神輿の出し入れ、飾りつけなどは頭しか触ることが出来なかったとのこと)

いずれに致しましても、諏訪神社様の例祭及び神賑行事が目出度く行われましたこと、心よりお祝い申し上げますと共に、氏子皆様方のご健勝をお祈り申し上げます。おめでとうございました。


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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