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寒川神社 流鏑馬・例祭

投稿日:2021年9月24日(金)


【続 神道百言18】

『先づ日本ノ大宝トハ三種神器ゾ・・・神璽(しるし)ハ世ニ神ノ璽ト云、其理ハ正直、其体ハ子、宝劔は世ニ村雲ノ劔ト云、其理ハ慈悲、其体ハ父、内侍所ハ世ニハ鏡ト云、其理は智慧、其体ハ母ナリ、此父母ノ三人、世事宝ノ根ゾ』~松永道斎聞書

(~略~ 日本の大道とは何か、それは璽(玉)と鏡と劔の持つ意味を知ることに始まる。家康(徳川家康)はそれが持つ教へを理(道理)と体(形)に分けて、これを人生の処世術とした。

玉は正直、劔は慈悲、鏡は智慧を示すものと解し、人生は正直の心、慈悲の心、智慧の心を持つ以外にないとした。実際生活に則していへば、玉は子、劔は父、鏡は母と考へ、鋭い父、寛らかな母があつて寛厳よろしき玉の如き子が生まれて来る。これが一家の理想である。家整つて国が治まるとの考へがここにあり、この考への上に徳川家の栄えの基を築いたのである。

松永道斎は徳川家康の家臣で家康の晩年に、駿府城下に於て直接、家康からその処世の心懸を聞き筆記したのがこの聞書で、久能山東照宮にその写本が保存されてゐる。)

漢字とカタカナの入り交じった文章はパソコンで打ちにくかったです。書き出し「先づ」の「づ」は本のままです。不勉強なので理由が分からずモヤモヤしています。宮司です。

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さて毎年9月19・20日は、寒川神社において流鏑馬神事・例祭が行われており、本年もお手伝いと参列に伺いました。

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寒川神社の流鏑馬は、代々流鏑馬を奉仕する家柄の方が奉仕されていましたが、馬の調達や社会状況の変化から奉仕が難しくなり、昭和41年から大日本弓馬会 武田流により奉仕されております。私は寒川神社で修業中の平成12年から武田流の射手として奉仕させていただいており、当社宮司を拝命致しましてからも寒川神社の流鏑馬神事だけにはお手伝いに伺って御礼奉公をしております。

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本年は関係者のみの観覧ということで私にもチケットを届けて下いましたので、当社の宮頭が観覧に来られました。(撮影された写真をいただきました)

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翌日20日は10時から例祭に参列させていただきました。

本年は参列者を例年の三分の一に制限され、開扉や献饌などは略儀で時間を短縮、直会は無くお弁当の持ち帰りとなりました。

また神賑行事はほとんどが中止となり、静かな例祭でした。

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尚、献幣使は外部からではなく、相模湘南支部支部長(同社禰宜)が奉仕されました。

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(外庭でのお祓いの様子)

相模國の一之宮として益々のご隆昌を祈念申し上げます。おめでとうございました。


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
ぜひ早起きした朝やお休みの日にでも、お気軽に当社にお越しください。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。