投稿日:2023年3月19日(日)
去る3月8日(水)より3月10日(金)にかけて藤沢市氏子総代会主催の「令和の伊勢まいりと長良川温泉の旅」研修旅行に参加させて頂きました。権禰宜の牧野です。今回は2日目の様子をお届けします。
金華山の頂上に岐阜城。
熱田神宮へ到着。軍需産業で栄えた名古屋は戦争で大きな被害を受け、熱田神宮も社殿を含む多くの建造物が焼失してしまったとの事です。現在の社殿は戦後2度目となる平成21年の御造営によるものです。
弘法大師お手植えの伝説で有名な大楠。
鰹木(屋根の上の丸い木材)が10本もあるりっぱな社殿。主祭神は熱田大神、御神体として3種の神器の一つ、草薙神剣を祀ります。普段神社と関わらない人に神話に出てくる剣が御神体で残りの2つは伊勢神宮と皇居にあります、と言うと現代の我々の生活と神話が地続きなのを感じて貰えることが多いです。
私事ではありますが、昨年1月に入籍したその足で新幹線に乗り新婚旅行に来たのがここ、熱田神宮でした。ほぼ一年ぶりの参拝で篤く御礼を申し上げました。去年は神使として放し飼いになっている鶏に会えましたが今回は鳴き声のみで姿は見られませんでした。
昼食後はいよいよ三重県へ、二見浦の二見興玉神社に向かいます。
こちらの神社は古くから伊勢参宮の前に海で禊をして身を清める「浜参宮」の地です。我々も参拝の後、禊の際に用いられるという海藻で作られた「無垢塩草」を頂きました。
有名な夫婦岩周辺には多くの観光客が訪れていました。鳥居のような役目があり、かつては二つの岩の間に昇る太陽、日の大神と興玉神石、猿田彦大神を拝したとの事ですが興玉神石は津波による海底沈下で海面下に沈んでしまい今は船でないと見られないそうです。
参拝の後は今夜の宿である戸田屋さんへ。鳥羽の老舗旅館です。女将さんが出迎えて下さいました。地元の食材を使った夕食を楽しみ、明日の伊勢参宮に備えます。
(3日目に続く)