投稿日:2022年10月26日(水)
いよいよ寒くなってきました。今年も残すところあと2か月ちょっとですが、無事に正月準備を終えられるか今から不安になっています、権禰宜の牧野です。
さて、先日行われた日本大学藤沢中学校2年生の職業体験学習2日目の様子をお届けします。
10月21日、2日目となるこの日は残念ながら1名が体調不良で欠席となり、男子2名、女子5名の計7名で行いました。
社務所にて白衣、袴に着替え、昨日同様にお祓いを致しました。前日は苦戦していた着替えもほとんど自分たちで出来るようになっていて、流石の吸収力に感服です。
その後は境内を掃除します。こちらも細かく指示をしなくても自分たちで場所を分担して行ってくれました。
掃除の後は注連縄や榊の枝に付ける紙垂を作成してもらいました。カッターを使って半紙を切っていきますが、こういった細かい手作業が苦手なようで苦労している生徒も見受けられました。その後は切った紙垂を榊の枝に結び、拝礼に使う玉串を作りました。
その後は作製した玉串を使っての拝礼作法や、正座や直立での美しい立ち居振る舞いなどについて説明しました。
続いての時間は御朱印札を作成しました。
こちらの見本をもとに神社名や日付を記入し、実際に御朱印を押します。学校では書道の授業もあるという事でそのまま社頭で頒布できるようなものもあれば、なかなか個性的な字もあります。私も字は苦手なのであまりアドバイスできないのは申し訳ない所です。作成した御朱印札は記念にそれぞれで持ち帰ってもらう事にしました。
昼食の後は装束について、という事で我々神職が着用する装束の説明をしたのち、実際に著装してもらいました。境内に出て記念撮影です。なかなか様になっています。
その後は社務所に戻って装束や袴などを片付け、祈祷殿にて修了奉告祭を行いました。実習を無事に終えられたことを御神前に奉告し、生徒たち自身で作成した玉串を供えて拝礼をします。事前に練習した作法の通りに1人1人、真剣な面持ちでお参りをしていました。
以上、2日間という短い時間ではありましたが生徒たちに神社での奉仕を体験して貰いました。今後、それぞれの生徒たちがどういった職業を目指していくのかはわかりませんが、今回の体験が少しでも参考になれば幸いです。また、これをきっかけにより神社に親しみを持ったり興味を持って貰えれば嬉しいです。
最後になりますが、今回参加してくれた生徒たちが立派に学問を修め、社会で活躍する人材として世に羽ばたいていかれますよう祈念申し上げます。以上、日本大学藤沢中学校社会体験学習の報告でした。