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【神社新報記事】熊本地震 最大震度七 神社関係にも被害多数

投稿日:2016年4月26日(火)


平成28年熊本地震にて亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。権禰宜の遠藤です。

さて、神社界唯一の業界紙『神社新報』4月25日付号に「平成28年熊本地震」に関する記事が掲載されました。一般紙やテレビでは報道されない被害状況や神社界での動きをお伝えするためにもご紹介致します。
神社新報
「【熊本地震 最大震度七】~神社関係にも被害多数~
熊本県熊本地方を震源とし、4月14日午後9時26分にマグニチュード6.5、最大震度7、16日午前1時25分にマグニチュード7.3、最大震度6強を観測した「平成28年熊本地震」が発生した。20日午前現在で死者45人を出すなど大きな被害が生じてをり、神社関係でも阿蘇市の阿蘇神社(阿蘇治隆宮司)で拝殿・楼門が倒壊したほか多くの被害報告が入ってゐる。同地震ではいまだ余震が続いてをり、被害がさらに拡大することも懸念される。
消防庁・気象庁の発表によれば、20日午前現在で死者45人、重傷者219人、住宅の全壊は1,174棟、半壊は1,309棟、避難所への避難者数は熊本を中心に大分・福岡・宮崎・長崎などで10万人近くに及んでゐる。
また14日午後9時26分以降、震度6強・6弱の地震が6回発生。震度1以上の地震は681回に達してゐる。
<本庁も本部設置 被害情報を収集>
神社本庁でも地震発生直後に地震災害対策本部(本部長=小串和夫副総長)を設置して被害状況など情報収集を進めてゐる。15日には田中恆清総長、小串本部長など出席のもと第1回対策本部会議を開催。現状確認と今後の対応を協議するとともに、被災神社への迅速な対応を図るため、神道青年全国協議会(長友安隆会長)に対し、同日付で協力を依頼した。
19日午後4時現在で本庁が確認してゐる被害状況は、阿蘇神社で拝殿・楼門が倒壊、熊本市中央区の藤崎八旛宮(岩下忠佳宮司)で石鳥居・灯籠・記念碑の倒壊、菊池市の菊池神社(坂本杲宮司)で社殿に歪み、熊本市中央区の熊本縣護國神社(坂本桊彦宮司)で社殿外壁崩壊・拝殿傾斜・社務所屋根破損等、同市西区の高橋稲荷神社(竹内博宮司)で灯籠・玉垣倒壊、上益城郡益城町の木山神宮(矢田吉定宮司)で本殿・拝殿・楼門倒壊、同市中央区の熊本大神宮(岩下通弘宮司)で社務所兼参集所と玉垣が倒壊など、熊本を中心に長崎・福岡・大分・佐賀で85件に上ってゐる。
熊本県神社庁(宮﨑國忠庁長)でも地震発生直後から情報取集を進めてゐる。庁舎は無事だったものの本棚などが倒れて庁務をおこなへない状態に。外に設置したテントを仮設庁舎として業務を続けてをり、18日からは庁舎での業務も一部再開してゐる。
<神青協対策本部掲示板開設など>
神道青年全国協議会では地震発生直後に神青協の対策本部を設置。インターネットに災害対策掲示板を開設してゐる。
同本部では、〇同会一丸となって被災神社支援に対応、〇当該神社宮司・関係者の意向を尊重、〇地区単位会は必ず対策本部に連絡して十分に調整を図って行動…などの基本方針を決定。福岡を拠点として全国から受け付けてゐた支援物資の搬送作業の準備に取り掛かるなどの活動を展開してゐる。熊本県神道青年会(内村泰彰会長)も福岡県神道青年会(外山貴寛会長)、神青協九州地区協議会(河原忠徳会長)の協力を得つつ県神社庁庁舎復旧などの活動をおこなってゐるが、余震が続くなかで本格的な活動をおこなへない状況が続いてゐる。
14日の地震では、上益城郡益城町で最大震度7を観測。石灯籠や石鳥居が倒壊した藤崎八旛宮では、発生時刻、境内にゐたといふ神職が「揺れが始まったので外に出たら、境内の石鳥居が崩れ落ちるのを目の当たりにした」と、その状況を語ってゐる。
今回の地震では、さらに16日の地震で被害が拡大。熊本市中央区の加藤神社(湯田崇弘宮司)では、隣接する熊本城の石垣に歪みが生じてゐたが、16日の地震で崩落した。阿蘇神社でも拝殿・楼門が倒壊したのは16日の地震。同神社では「激しい揺れと共に防災警報機が一斉に鳴り始め、部屋の照明が落下したり本棚が倒れたりした」と語ってゐる。
<各県へ思召し>
天皇・皇后両陛下には4月15日、「平成28年熊本地震」で甚大な被害に遭ってゐる熊本県に対し、河相周夫侍従長を通じて蒲島郁夫知事にお見舞ひと、災害対策に従事してゐる関係者に対するおねぎらひの思召しをお伝へになられた。
また、同日に予定されてゐた静岡県行幸啓は、熊本県等に大きな被害が発生し、多数の被災者が避難してゐる状況にあることからお取りやめに。河相侍従長から川勝平太知事に対し、「昨晩、熊本県を震源とする大地震があり、余震も続き、現時点では未だ現場の状況が不明確であることから、両陛下としては少なくとも今日一杯は御所で状況を見守ることが必要とお考へになり、本日の静岡県での行事への参加をお取りやめになるとのお申し出があった。誠に心苦しいことであるが、今回の訪問、行事の準備に当たってきた関係者、御参拝予定であった神社、演技の関係者にも知事からその旨よろしくお伝へいただきたいとの御意向であり、ここに謹んで伝達します」と伝へられた。」

尚、白旗神社では4/17より社頭に「平成28年熊本地震 被災神社義捐金箱」を設置しています。上記記事にある通り、被災し大きな被害を受けた神社が数多くあります。御参拝の皆様には何卒ご協力の程、お願い申し上げます。
募金箱


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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