投稿日:2020年10月10日(土)
【神道百言91】
『ふりつもるみ雪にたへて色かへぬ 松ぞをゝしき人もかくあれ』~昭和天皇御製~
(~略~ 「ふりつもる雪」は戦時中に積り積つた色々の苦労を表現したものであり、そして終戦によつて、初めて国民が体験した”敗戦”といふ大きなショックに耐へ抜かうとする国民を「たへて色かへぬ松」として、励まされてをられる。陛下こそ、かくの如き敗戦といふ一大悲劇に遭遇され、国民の悲痛を一身に背負つて、最も悲痛な御ときだつたに違ひない。終戦のご詔勅に「堪へがたきを堪へ、忍びがたきを忍んで」と国民に仰せられ、そのご決心を示されて、国民を励まされようとしたみ心がこのみ歌のうちに湧然と漲(みなぎ)つてゐる。)
つい先ごろのブログで、好きな御製としてご紹介したばかりの御歌です。ちなみに、寒川神社に同御製の碑が建っているのを御存じでしょうか?お参りの際にご覧になって下さい。宮司です。
さて去る4日(日)、月に1度の清掃奉仕の後の9時から、善行神社の例祭に伺いました。
例年であれば10月第一土曜日の夕刻に宵宮祭・遷霊祭、有志による夜店が行われ、翌日曜日に例祭・神幸祭が行われますが、本年は例祭のみとなりました。
善行神社は、稲荷神社と八坂神社が区画整理により合祀され善行神社と改称されましたが、2月1日には稲荷神社の稲荷祭、10月が八坂神社の祭礼ということになっています。
本殿の南側の扉が風雨にさらされたため、作り直したとのことで綺麗になっておりました。
(こちらは北側。これも傷んでいますが作り替える程ではありませんでした)
善行神社では12月31日には「ゆく年くる年」として有志が境内で甘酒などの提供を行っておりますが、本年については中止も含めて検討されるとのことでした。
しかし、来年のお祭りは『是非やりましょう!!』とお願いして参りましたので、期待してお待ちいただければと思います。
いずれに致しましても、善行地域の皆様方のご隆昌をお祈り申し上げます。おめでとうございました。