投稿日：2019年10月4日（金）
【神道百言52】
『神の御（おん）めぐみ、疑ひ思召（おぼしめ）すべからず候』～西行・定家卿に贈る文～
（神は広大無辺の御恵みを私共に垂れさせられてゐる。神の御心を疑はない態度、ここに信仰に徹した姿を見出すことが出来る。
どんなことがあつても、神は見通しであり、正義の士には必ず神のお恵みがある。決して疑つてはならないと西行が藤原定家に贈つた書翰（しょかん）の一節である。
親鸞上人も教行信証の順序で、教へを受け、実行してみて、それが間違でない以上は信じて実行する以外にない、そのとき、その信仰は正しいものであつたと実証される、としたものである。）
太古の昔、自然と共に生活していた人々から生まれた信仰が神道であり、現代の我々には理解出来ないことが多くあります。私も祝詞を奏上しながら「この文章で、この声の大きさで、この読み方で、この姿勢で、この気持ちで、神様に伝わっているのだろうか？」と常に考えておりました。「神はお見通し」一心に奉仕致します。宮司です。
さて過日、交通安全ステッカー（黒・反射）・自転車反射板のお守り納品業者である法和 株式会社様（海老名市）より、車両入り口が分かりやすいようにと反射式の表示をご奉納いただきました。
同社では反射材（ガードレールや標識、カバンなど多種多様）に絶対の自信を持っておられ、当社とのお付き合いは今年に入ってからと日が浅いのですが、安全のための素材を扱われていることから「みなさんのお役に立てれば」というお心によりご奉納下さいました。
当社では夜間の車両の出入りは多くありませんが、昼間でも視認性が高いもので、南北それぞれに取り付けて下さいましたので、ご参拝の方々にも分かり易くなったのではないかと思います。
法和㈱様、誠にありがとうございました。
