投稿日:2019年8月20日(火)
【神道百言39】
『世の中に親に孝ある人はただ 何につけても頼もしきかな』~荒木田守武・世中百首~
(世の中で、親子の関係ほど密着したものはない。親が我が子を可愛がるのは自然の情である。その子が親を大切にするのも自然の情でなければならぬ。その意味で、世の中で、自分を生んでくれた両親に孝行を尽す人ほど、頼もしい人はいない。
「孝は百行の基である」といはれる理由が是にある。ここにいふ「孝」とは、親に対する真心(誠心)であつて、誠の心を以て両親に接すること、それは現代の青年にも真理でなければならぬ。孝行とは孝の行為、誠の行為以外にない。
誠の心、誠の行ひの出来るもの、それ以外に頼もしいものはない。)
当社関係者の中で、現役で仕事をしながら、あるいはご自身に持病があるにもかかわらず自宅で介護をされている方がおられ、ただただ敬服致しております。宮司です。
さて去る8月17日(土)は毎年曜日に関係なく、鵠沼神明に鎮座されます皇大神宮(こうだいじんぐう)において例祭・湯華神楽が斎行されお手伝いに伺いました。
まずは午前6時30分に伺い、神楽場(山・ヤマ)の舗設のお手伝いをし、一旦帰社、昼食後再度お伺いし、午後2時30分から例祭のご奉仕をさせていただきました。
献幣使には神奈川県神社庁理事・横浜市金沢区 瀬戸神社宮司様がご参向され、約80名参列のもと厳粛裡に執り行われました。尚、当社からは藤沢市氏子総代会長の廣瀬責任役員と、山口総代会長がご招待いただき参列させていただきました。
台風一過の影響か、本年最高気温の中での『修行』のような(参列者談)陽気でしたが、無事に奉仕出来ホッと致しました。
終了後、午後4時頃からは湯華神楽(湯立神楽)が執り行われ、現存する12座全てが奉仕されました。
私は大散供(だいさんく)と弓祓(いはらい)を奉仕させていただきました。
神楽が終わると人形山車(神奈川県有形文化財)の手締めが行われ、お祭りが修められました。
我々が神社から帰る頃(午後7時頃)には境内に人影もなく、数時間だけの賑わいで終わるため『鵠沼のいっとき祭り』の醍醐味?も存分に味わせていただきました。
神社関係者の皆様、今年のお祭りも盛会裏に執り行われましたこと、誠におめでとうございました。お疲れ様でした。