投稿日:2020年9月5日(土)
【神道百言78】
『世の中に人をそだつる心こそ 我をそだつる心なりけれ』~荒木田守武・世中百首~
(すべての物を生かし、伸ばすことが神道の産霊(むすび)の教へである。そのためには”俺が、俺が”といふ”我”があつたのでは、自他共に生成化育を阻害することになる。共にすべてを生かすためには、無私・無我であり、生かされて生きる道を知るべきである。その意味で、この和歌は神道の二つの教を併せて説いたものとして、俚耳(りじ)に入り易い調べを持つている。即ち人を立てるものにして初めて人に立てられ、人を生かすものにして、初めて自分の生かされるのが古今の真理である。
人を愛して愛される。同胞相愛についても、その順序はまづ人を愛する所から始めるべきである。)
因果応報。宮司です。
さて9月1日・2日の両日、境内車両入り口付近の傾斜を緩やかにするべく改良工事を行ないました。
施工は神社鳶頭をお務め頂いております㈱勝栄土建様と、神輿保存会会長をお務め頂いております(有)すずらん商事様にお願い致しました。
まず上・下の写真のように、砂利を取り除きます。
次に、土を削り取ります。想像以上に固く、施工さんも見たことが無い土質になっているとおっしゃっていました。
削り取った土(残土)は2トントラックで20台分ぐらいになりました。
元々あった砂利を戻し、足りない分は新たに購入して均します。
完成です。
分かりにくいと思いますが、かなり緩やかになりました。
今回の改良工事では汚水枡も高さを下げたことで、今までで一番緩やかな坂になったと思います。
暑い中の作業、誠にありがとうございました!