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初のオンライン会議

投稿日:2020年5月18日(月)


【神道百言68】

『神明を恐れ敬ふ心あらば 日月の恵みのなどか無からん』~加藤重春・眼前神道案内大全~

(神さまは眼に見えないから、何をしてもかまはないといふ考へ方では、信仰は成り立たない。それは、自分の心は、外から誰でも見える訳のものでないから、人をだましてやらう、と考へても、一向に差支へないといふのと同じである。

然し、自分の心だけは、人には見えなくても知つてゐる。神も人の眼には見えなくても人間が何を考へてゐるかは「見通し」てゐられる。それ故、信仰で大切なことは、眼に見えない神に対して「慎しみ」の心を以て、神を敬ふ心を忘れないやうにして祈るならば、必ずや日月(神)のお恵みが、あなたの上にあること間違なしといふのである。)

≪加藤重春は江戸末期の神道家。眼前神道案内大全は、神道を通俗に説いたものである。≫

多くの人は「困ったときの神頼み」(困ったときだけ神頼み)であろうと思いますが、それも見通されたうえで、お恵みがあるかないかは普段の自分の行いも見通されているものと思います。「神様だけは見ている。」宮司です。

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さて神社界唯一の業界新聞であります『神社新報』5月11日発行 第3493号に、小職が主任委員を務めております神奈川県神社庁 広報委員会に関する記事が掲載されましたのでご紹介させていただきます。

神奈川県神社庁には、県内10支部内より推薦され、庁長に委嘱された神職により構成された(一期三年)「本宗奉賛委員会」(ほんそうほうさん)・「祭祀委員会」・「教化委員会」(教化企画部・青少年部・神話語り部チーム)・「神社振興委員会」、「広報委員会」があり、神社庁役員会の決定に従い神社や神職・氏子に有益になる活動をしております。

広報委員会では、年に2回(7/15・1/15)発行する庁報の企画・編集・発行を主に、対外発信(神社庁HPの運用含む)、IT化推進に関する事業を担っております。

斯界で奉仕されている神職は大きな神社でない限り定年などが無く、ご高齢の方も多いというとこもありますが、色々なことが一般社会に追いついていないことがあり、(以下事例の善し悪しは別です)(会議・研修では紙資料の配布。通年でネクタイ着用。庁報などの用紙がB版(市の広報誌などはA版)。ファックスで返信など。)各種委員会などの会議は神社庁(横浜市磯子区)などに集まって行うのが慣例となっておりました。

しかし、今般の感染症流行に伴い委員が参集しての会議開催が困難になり、やむを得ずスカイプを利用した会議を開催したところ、当県神社庁では初開催であり他県でも珍しいということで、今回の記事掲載になったようです。

私のパソコンにはマイクやカメラが付いておりませんが、ヘッドセット(千円程度でイヤホンとマイクが付いている)を使い、携帯電話をカメラとして使用できるように(携帯電話だけでも参加できますが、資料などを見るのにPCがないと不便なため)設定して(設定は簡単でした)参加致しました。(写真画面右下が私です)

初の試みでしたが円滑に会議が進行され、また移動時間の削減、参加のしやすさなどから、感染症終息後もウェブ会議での参加も可能にしたいと感じました。

世の中は急速に変化を求められています。神社においては、慎重に取捨選択しながら護持運営に務めたいと思っております。

神奈川県神社庁HPより近隣の神社を検索してみて下さい)

 


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
ぜひ早起きした朝やお休みの日にでも、お気軽に当社にお越しください。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。