投稿日:2020年9月14日(月)
【神道百言80】
『習ひつつ見てこそ習へ、習はずに 善悪(よしあし)いふは愚かなりけれ』~千利休・茶道百首~
(すべての勉強は、人から「かうするものだ」と教へられたことを先づ習ひ(倣ひ)、人の振りを見てこれを確かめ、更に自分でやつてみてこれを身につけていく。それを人から習はず(教へられることなく)、すべての行為に対して、善(よし)、悪(あし)をいひ、批判することは、愚か(無駄)なことだといふ意である。神道信仰の学習もこれと全く同じ。~略~)
千利休から350年後、明治時代の次の言葉を思い出しました。宮司です。
『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。』山本五十六
毎年9月の第2日曜日は、立石鎮座 立石神社、石川鎮座 佐波神社の例祭ということで奉仕に伺いました。
午前9時からは立石神社へ。
例年であれば前日の宵宮に演芸、例祭後には山車・囃子の巡行が行われますが、本年は例祭のみ。
尚、例年前週に行われる境内清掃が8時から行われました。
例年通り多くの方が例祭の御祝を持参されておりました。
また、立石に伺うときはいつも中座させていただくので初体験でしたが、『立石締め』を経験させていただきました。
立石締めは、『ぱんぱんぱん、ぱんぱんぱん、ぱん』(3・3・1)の独特の締め方で、理由は『分からない。昔からみんながやっているのを真似しているだけで・・・』とのことでした。
(通常の3本締めや1本締めで行う『ぽぽぽん、ぽぽぽん、ぽぽぽんぽん』は、三・三・三だと九なので「パン」と最後に1回手を打って、漢数字の九に「、」を付けることで丸という字になるので丸く治まると聞きました。偶数・奇数も関係あるかもですが…)
10時からは佐波神社。役員・世話人だけですが50人程の方々がお集り下さいました。(役員さんが写真を撮影下さいました)
佐波神社では例祭後に子供神輿・お囃子の巡行、夜には演歌歌手による歌謡ショーが行われるのですが、全て中止に。
マスクを付けての乾杯挨拶となりました。
社務所に掲げられていた集合写真です。先代宮司が30歳の時のようで、役員さん方の先々代の頃ということです。
昭和28年。
来るお正月、来年のお祭りに向けて、新しいお祭りの形をご検討下さるようお願いして参りました。
両社の皆様、どうぞ宜しくお願い致します。おめでとうございました!!