投稿日：2020年10月6日（火）
【神道百言90】
『身を修め心正しき人をこそ 誠の人といふべかりけれ』～野田菅麿・謹詠教育百首～
（～略～ 自分の身心を律するに常に正直・正義を失はないやうにすること、そこに誠があるといへよう。神道を説くに「神道とは誠である」と定義づけることはよいが、マコトとは何かが常に問はれるとき、我が身・我が心を正直に、正義を貫き通すことだと教へることの方が、一層ハツキリとした教へだといへよう。）
「至誠にして動かざるものは、未だこれ有らざるなり」（まごころを持って接すれば、どんな人でも感動させないということはない）
幕末の志士 吉田松陰先生も大切にしたという中国の古典 孟子の言葉です。宮司に就任したばかりの頃「宮司が一生懸命やっているのを見ていると応援したくなる」と言って頂いたことがありました。今後も余計な事は考えずに、神明奉仕に精進致します。宮司です。
去る4日（日）早朝、職員からの連絡に衝撃を受け、少しの間思考が停止するような事件が起こってしまいました。
皆様方にご報告するべきか、しなくても良いのか、色々と考えた末、ここにご報告させていただきます。
尚、被害届、防犯カメラ映像などは警察に提出致したところですが、「罪を憎んで人を憎まず」の心で、この事件を受け止めております。お金に困ることがあれば、まずは相談できるような神社づくり・環境づくりについても、今後の課題と受け止めております。
参拝の方にお教えいただいた時の状態です。電動工具を使い、綺麗に切断されております。犯行は午前3時過ぎのようです。
電動工具を用いての犯罪、お参りの方と鉢合わせして危害を加えられた、というようなことがなく安堵致しております。
防犯カメラには犯人らしき人影が写り、その後監視カメラに黒い塗料を吹き付け、カメラが見えないようにしてありました。
尚、塗料は拭き取りカメラは元通りになっております。
当初警察に届け出るか迷い、相談ということで連絡をしましたら、鑑識の方を含め10名程の警察官が検証に来られ、物々しい雰囲気になりました。
今後は防犯体制の強化を図るというよりは、困っていれば手を差し伸べられるような環境を作ってまいりたいと思います。
尚、当社のお賽銭は毎日回収しており、夜間は数百円あれば良い方だと思います。
こうしたことに頭を働かせ上手に道具を使うことが出来るのであれば、その労力は世のため人のためにも使うことが出来るのではないでしょうか？。
仕事が無ければ、私の知己の方々に相談することも出来ます。
お腹が空いていれば、お金をお貸しすることも出来ます。
しかし、破壊・窃盗行為をしてしまえば犯罪者として扱われてしまいます。
そうならないためにも、是非ひと言お声掛け頂ければと思います。
ご参拝の皆様には、もし賽銭泥棒などを発見された場合、逆上して暴力を加えられる危険もございますので、その場を立ち去るなど相手を刺激しないように対処していただきますようお願い致します。
気分の良くない投稿になってしまい申し訳ございませんでした。
