投稿日:2019年4月13日(土)
【神道百言㉑】
『所では所の神ぞおゝはすれ われに増(ま)いたるおほやまします』~三河花祭歌~
(氏神信仰とは何か。自分達一族の守護神であり、且つ自分達の居住する町村を守護される神のことである。自分達の現実的生活を守護される神として、これ以上に縁の深い有り難い神はない。これが古くからの一貫した氏神信仰である。この歌は、この「在所の氏神」といふ信仰を率直に歌ひ上げた神楽歌の一つである。俗にいふ「在所の神さん」或は「うちの神さん」といふ信仰こそ、氏神信仰の本来の在り方だつたといへよう。
~略~
「氏神」信仰の尊さを教へたもので、「我が神尊し」の信仰の実感を、この神楽歌は、まことによく歌ひ上げてゐる。)
神道百言シリーズも21回目となりましたが、ある神社関係の方から「長いのと、難しそうだから読んでいない」と言われましたので、今回は説明を短くしてみました。宮司です。
さて去る8日(月)に行う予定が雨のため延期になり、9日(火)午前9時より、兼務で宮司を務めております藤沢市石川鎮座 佐波神社の境内にある樹木の伐採前の清祓いに伺いました。
同社では昨年の台風の際、境内の大木数本が倒れ電線を切断してしまうなどの事故があったことから、今後の事も考え、道路に面した大木を中心に数本伐採されることになりました。
関係者の会議の中で、『鎮守の杜というぐらいなのに、神社の木を伐ることには反対』という意見もあったようですが、最終的には『安全第一』ということで御納得いただいたとのことです。
安藤植木㈱様を中心に伐採されるとのこと。事故無く行われますよう祈念致しております。