投稿日:2021年8月20日(金)
【続 神道百言13】
『雨風も紅葉も月雪も何れも神の姿なりけり』~修験道諸神勧請通用~
(修験道は一つに山伏の修行だといはれる。神社神道に古くからミソギ祓へはあつても、それ程、苦難の修行はない。何故なら、神道は大きく見れば、日本人の日常生活の道であり、その経験哲学だからである。
~略~ 天地万物はどこから、誰によつて発生せしめられ、存在し、生きつづけてゐるのか。その自然の姿を生あるものとしてみとめる。そこに天地間の雨風も、そこに生きつづける花も、月も雪も、自然の生育の姿を、そのままにうつし出してゐる。
大きく見れば、神の姿の変化がそこに生きてゐる。天地間のすべてのものを、神の心の現はれとして尊重し、愛育する教への基がそこにある。
修験道諸神勧請通用は室町時代から江戸時代にかけて、修験道による神祭りの作法を教へたもの。日本大蔵経修験道章疏の一篇である。)
近年の異常気象が異常でなく通常になってきており、地球の気候変動について考えさせられます。自然に神を認める神道が、リーダーシップを取っても良いと思います。是非、神社本庁でご検討下されば・・・宮司です。
さて去る18日午前9時より、藤沢市城南において邸内稲荷社の移設による遷座祭(せんざさい)、終了後、隣の敷地において共同住宅の地鎮祭の奉仕に伺いました。
施主様は、兼務で宮司を務めます折戸(おりと)に鎮座されます日枝神社の世話人をお務め下さっているY様です。
亡くなったご祖父様の土地の整理にあたり、邸内にあった稲荷社をご自宅に遷し祀られるということで、事前に伺って神札(おふだ)やお社(やしろ)の確認をし、新しい神札を奉製してお伺い致しました。
神札が特殊であったため、当社の神札を奉製下さる業者さんに相談をし特別に奉製いただきました。㈱阿部様、ありがとうございました。
終了後、神饌(お供え物)をすべて取り換え、祭壇を移動して共同住宅の地鎮祭です。
手慣れた業者さんのお陰で、稲荷社のお祭り中に大半の準備をしておいて下さり助かりました。
≪終了後の会話より≫
私「テントがあって助かった。ここ数年、夏の地鎮祭はテントが無いと大変」
業者「夏の地鎮祭で、年に2回は熱中症になってしまう人が居る」
施主「テントと椅子があって助かった」
私「我々は動いているので大丈夫だが、参列者は炎天下で立ちっ放し、座りっ放しだと熱中症になる」
業者「熱中症になるのは神主さんですよwww」
そうなんですね・・・・。
当社では、夏場や雨天時などでもお祭りが出来るようにテントの貸し出し(もちろん無料です)を行っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
いずれに致しましても、1週間ぶりの晴天に恵まれ無事にお祭りが行えましたこと、誠におめでとうございました!