投稿日:2022年3月29日(火)
【続 神道百言29】
『なにとなくただありがたき心こそ、伊勢の内外の神の道なれ』~度会延佳詠草~
( ~略~ 伊勢神宮(内外両宮)の神道とは何かと、人に聞かれたとき「ただ有難いことです」、また「有り難いといふ感謝の心を持つことです」と教へたといふ。正にその通りである。
~略~ 毎日、かうして元気で居られるのも、神のお蔭だと感謝するのが「恩」のあり方である。生まれてから死ぬまで自分たちのあり方は「有り難い」といふ心を持ち、この言葉を申して終るより外に、道はない。流石、伊勢神宮の学者として、名言だといへる。)
難が無いのが無難、難が有るのが有り難いとよく聞きますが、難に見舞われた時に「有り難い」と思える心を養いたいと思います。精進不足の宮司です。
さて毎年曜日に関係なく、3月25日は横浜市港南区上永谷に鎮座されます天満宮(永谷天満宮)の春季例祭・湯立神楽が行われ、お手伝いに伺いました。
同社では、先々代宮司までは同日に例祭・神楽が行われていましたが、先代の宮司の時代に途絶え、現在の宮司が復興されました。
昨年は満開の桜でしたが、今年は五部咲きといったところでしょうか。(写真工事箇所は横浜市からの払い下げを受け、駐車場の拡幅工事を行っておられるとのこと)
午前10時に集合、準備を行い、午後2時から春季例祭、午後3時から神楽奉仕です。
奉仕神職1名が急遽欠席となり、久しぶりに他所の神社で解説を仰せつかりました。
今年最初の神楽でしたが、滞りなく執り行われました。
上永谷天満宮のご隆昌と、氏子皆様の平穏無事を祈念申し上げます。おめでとうございました。