投稿日：2022年9月22日（木）
【続 神道百言３６】
『神と申すものは正直なる事を好み、又清浄なる事を好み給ふ。それ故、神を拝むには先づ己が心を正直にし又己が体を清浄にして、外に何の心もなく、ただ謹み拝むべし、是れを誠の神信心と申すなり。』～吉田松陰・妹 児玉千代宛書簡～
（自分の妹に対し、神道の心がまへを「神信心」の名の下に、わかり易く教へたものである。
神は正直と清浄とを好む。神信心するものは、神の好まれる正直・清浄の心を、自分の心がまへとすべきである。それ故、「神信心」は神を拝む作法を行ふについても、その心がまへは正直の心に成り切ることが大切であり、又神拝以前の身体は清浄に持続すべきである。
これが「身清浄・心正直」である。神信心はこの六字を拳拳服膺（けんけんふくよう）して忘れず、神拝を実行する以外にないとしたのである。
正直・清浄の教へに、どれだけ徹底できるか、神信心が成るかどうかの岐れ（わかれ）道がここにある。）
どの時代の神道学者も、「清浄」と「正直」に言及されます。寒川神社での修行時代「神主は1に清掃、2に清掃」と教わり、今でも掃除は欠かしません。掃除は色々な事を教えてくれます。当社では第一日曜日の午前7時～8時まで以外にも、いつでも自由に掃除をしていただいて構いません。どうぞお気軽にお声掛け下さい。宮司です。
さて9月の第3週目は石川鎮座 諏訪神社の例祭です。
例年であれば、諏訪明神太鼓のお囃子の車が町内を巡回、夜には奉納演芸が行われますが、本年はコロナ禍により中止。
「せっかく練習してるのに発表する時が無いから、午前中だけ子供のお囃子やりますよ」
とのことで、準備が進められていました。
石川の諏訪神社といえば、お隣山王神社の・・・
男根様です。（七福神に護られているように見えます）
どういう経緯で祀られているのかは不明ですが、おそらく健康にご利益があるんだろうと思ってお参り致しました。
お祭りには内閣府副大臣に就任された星野代議士が参列予定でしたが、大型台風接近のため大臣・副大臣は全員登庁しなければならないということで、秘書の方が参列下さいました。
3年連続で神賑行事の無いお祭りとなり「花が掛かんないから神社にお金が無くて・・・」とのこと。苦しい期間ですが、来年こそは！と皆さんと励まし合いました。
いずれに致しましても、氏子区域の平穏無事と皆様のご健勝を祈念申し上げます。おめでとうございました。
