投稿日:2019年5月19日(日)
【神道百言㉚】
『ここは心のふるさとか そぞろ詣れば旅ごころ うたた童(わらべ)にかへるかな』~吉川英治・伊勢神宮参拝詠歌~
(伊勢の皇大神宮は民族の祖神 天照大御神をお祭りするところ、我が国民にとつては心の故郷である。一生に一度はお詣りしたいとの念願は、国民誰しもが心に抱くところ、その念願が叶つて、ここに参拝したとき、神路山(かみじやま)、五十鈴川の自然と解け合った静寂荘厳の天地のうちに、祖神を慕ふ童心に立ち戻るのは、ひとり吉川英治だけであらうか。
この歌は伊勢神宮に寄せる民族の心をゆさぶるものとして永く愛唱されることであらう。)
伊勢の神宮に行かれたことのあるあなたが誰かにお勧めする時「なんていうんだろう・・・行けば分かるよ」とおっしゃいませんでしたか?個人的には、初めて行かれる方には事前情報無しで、とにかく感じて、見て欲しいと思っています。宮司です。
さて毎年曜日に関係なく、5月15日は葉山町 真名瀬地区に鎮座されます熊野神社(森戸神社宮司の兼務神社)の例祭・湯立神楽が行われることから、お手伝いに伺いました。
(のぼり旗のポールは人力で建てられているそうです)
町内会館の2階からは手前に葉山の名島(赤い鳥居が写るように撮影すれば良かったと反省)、奥に藤沢の江の島が綺麗に見えました。
「多くの子供たちに来てもらいたい」との想いから、一昨年から午後3時の開始になり、本年も地元の子供たちが多く参加してくれ大いに盛り上がりました。
終了後の直会では、葉山町の神社で昔は神楽を行っていた2つの神社の話題となり、宮司が常駐していない神社でこうして神楽が行われることの有り難さを感じました。
また、6月13日に当社で行う予定の鎮霊大祭の『静の舞を見に行こうかな』と、情報通の方がいらっしゃり驚きました。(祭典は午後5時から、静の舞は午後6時から行う予定です)
いずれに致しましても、真名瀬地区の安泰と皆様のご健勝を祈念申し上げます。おめでとうございました。