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楠本祐一掌典長ご講演

投稿日:2018年9月21日(金)


【冊子】元号って何だろう?! ⑥(最終)

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元号って何だろう?!も最終回となりました。次のシリーズを見つけるのも、なかなかのプレッシャーだと感じている宮司です。

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さて去る9月10日(月)午後3時より、神奈川県神道青年会(40歳以下の神職の会)主催によります【天皇陛下御即位30年奉祝事業 宮内庁掌典職 掌典長 楠本祐一先生ご講演『天皇の祈りとは何か? 皇室祭祀の現状とその意義』】が皇居(宮内庁)に近い東京 アリスクアガーデン丸の内店(明治安田生命ビル地下1階)において開催され、40歳を過ぎておりますが会員でありますので参加させていただきました。

当日はJR藤沢駅で人身事故があり、急遽小田急線などを乗り継いで向かいましたが、受付開始時間が講演開始時間だと勘違いしておりましたお陰で、何とか時間に間に合うことが出来ました。

先生は外交官・様々な国の大使をお務めの後、掌典長として宮中祭祀を執り行って来られたご経験から、日本を多角的に捉えられ様々ご教授下さいました。

第一部 ①皇室祭祀とは何か?(現状を含め) ②皇室祭祀の歴史 ③天皇とは何か 神道とは何か

第二部 ①時流(国内外)・歴史の時流 ②天皇の祈りとは何か ③今後の課題

先生は「普通の感覚の日本人」から日本古来の「祭祀を司る人」になられたことから、我々神職には無い視点で神道の事を語られましたことにも大変感銘を受けました。

ご講演の最後には、『今までのモノ・カネの時代が終わり、これからは心・精神の時代。欧米・西洋主義が行き詰っている今、戦後悪とされた日本の歴史・伝統を見直し、それを基にした新しい文明をつくらなければならない。それをけん引する立場にある皆さんに期待する。』とご教授下さいました。

ご講演終了後、隣の部屋に会場を移し先生を囲んでの懇親会が和やかに開催され、普段お伺いすることのできない様々な貴重なお話をお伺いすることが出来ました。

ご教授下さいました楠本先生を始め、企画運営の県神道青年会、ご担当の皆様、誠にありがとうございました。

 


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