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【神社新報コラム】神宮だより~心の水の澄むにまかせて~ と 「お焚き上げ」のご案内

投稿日:2022年1月12日(水)


NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第1話を視聴しました。第1話では源義経公は最後の最後に1カットのみの登場でしたが、今後の展開が楽しみですね。以前の『義経』で武蔵坊弁慶を演じていた松平健氏が敵役である平清盛を演じているのが因縁めいていていいなと感じました…権禰宜の遠藤です。

さて、神社界唯一の業界紙であります『神社新報』令和3年11月15日号掲載のコラム「神宮だより」をご紹介致します。

神社新報ロゴ

神宮だより

【神宮だより~心の水の澄むにまかせて~】

「度会家行は南北朝時代の外宮祠官であり、伊勢神道の大成者である。康元元年、外宮三禰宜・村松有行の長子として生まれ、嘉元4年禰宜に任じられ、興国2年には一禰宜に昇進、祠官として神宮の奉仕に一生を捧げた。

家行は博覧強記、豪邁の学者で、神宮の故実や神道に造詣が深く、主な編著に『類聚神祇本源』『神道簡要』等があり、神皇一体の国体観を宣明する伊勢神道の思想基盤の確立を促した。とくに北畠親房が『神皇正統記』撰述に際して『類聚神祇本源』に影響を受けたことは有名で、後世にも多大な信仰的・思想的影響を与へた。

家行が求める神道思想の一端がわかるものとして『神道簡要』の中で、「凡そ神は正直を以て先と為す。正直は清浄を以て本と為す。清浄とは心正を失はず」と説き、内面的清浄観を神道的実践の根抵に置かうとする姿勢が窺へる。

また延元元年に建武の中興の業が敗れ、北畠親房・顕信が宗良親王を奉じて伊勢に辿り着いた際、家行は迎へて南伊勢に諸城を構へ、勤王の士の奮起を促して勤王軍の招集団結に尽力した。

このやうに勤王祠官として雄偉な家行だが、和歌の道にも優れてをり、元亨元年の『外宮北御門歌合』では、

「天照らす御影や更に浮かぶらむ心の水の澄むにまかせて」と諷詠してゐる。

清く澄んだ水には鮮明に日の光が浮かび上がるやうに、心も澄んであれば神々の加護を賜ることができると詠んだ。

そこには常に清浄を希求し続けた家行の奉仕精神や神道観がいきいきと描かれてゐるやうに感じる。

家行大人の遺徳を偲びつつ、大人のやうに心の水の澄むにまかせて、これからも清らかな神明奉仕に努めることを誓ふのである。」

 

お焚き上げのご案内

お焚き上げする物は、【12日夕刻】までにお持ちいただき、持参される際の紙袋・新聞紙などはお持ち帰り下さい。こちらのお焚き上げ受付テントへお持ちください。

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また、神社・お正月に関係ないもの(写真・お寺のもの、人形など)は納められません。(別途お祓いをしてから)

最近は鏡餅の空き箱や(ただのゴミです)、パックに入ったままの鏡餅(召し上がって下さい)を多く見かけます。

神社に納められるものは、神様がいらっしゃるか、神様がいらっしゃったか、いずれかでご判断下さい。

尚、町内会の行事のため、納める所でお手伝い下さっているのは各町内のボランティアの方々です。
対応に不慣れな方や、ルールを厳密に守られる生真面目な方もいらっしゃいます。
不行き届きがありましたら申し訳ございません。(事情ご賢察下さいますと幸甚に存じます)

ルールを守って開運招福。

皆様方にとりまして、本年も平穏無事な一年でありますよう祈念申し上げます。

① 受付期間 ・・・ 令和4年1月12日(水)午後5時まで

② 受付品 ・・・ 神社に関係するもの、お正月に関係するもの

③ 受付できないもの ・・・ 神社・神様と関係ないもの(お寺の物など)、人形、写真、食べ物(ダイダイなどは取り外してお持ち下さい)、包装された鏡餅(召し上がるものです。容器はゴミとして処分して下さい)、包装紙や新聞紙・手提袋

尚、神棚のしめ縄は年間通してお飾りいただくものですので、年末や新年に新しくされた方は、本年の年末にお納め下さい。


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
ぜひ早起きした朝やお休みの日にでも、お気軽に当社にお越しください。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。