ホーム » ブログ » 神社新報社 発行『むすひ』~トークエッセイ 平 祐奈さん~

神社新報社 発行『むすひ』~トークエッセイ 平 祐奈さん~

投稿日:2020年8月20日(木)


今日は曇り空…日差しが出てないからと油断せず水分塩分補給等しっかりと行いましょう…!権禰宜の佐藤です。

神社本庁・神宮司庁編集、神社新報社発行の広報誌 『むすひ』令和3年版に掲載されている、女優の平 祐奈さんのトークエッセイをご紹介致します。

むすひ表紙

トークエッセイ平さん

トークエッセイ『ちゃんと知っておきたい‘‘日本の心‘‘」 平 祐奈さん

「伊勢神宮へは、これまでに何度も参拝していて、全てプライベートです。私は六人兄弟の末っ子ですが、小さい頃、初めて兄弟だけでドライブをした時に行ったのが伊勢神宮でした。鳥居をくぐって、たくさんの緑に囲まれた参道を歩いていると、木漏れ日がとてもきれいで、お日様とかくれんぼをしているような気分になったんです。『ああ、なんて素敵な所なんだろう』って感じたのを覚えています。多分そこから、お伊勢さんへの気持ちが芽生えたんだと思います。ここ数年は母と参拝していますね。

私、一度神域に入ると、中々出てこられないです(笑)。ずっと見てらいられるんですよね。庭園や鯉を見ながら、「きれいだね」とか「大きいね」とか、ゆっくり話しながら過ごします。おかげ横丁で食べ歩きもしたんですけど、参拝を終える頃には閉店の時間で、いつも「あー、また今日も終わっちゃったー」みたいな感じになってしまうんです。

伊勢神宮は五十鈴川での手水がとても印象的。季節によって、手をつけてきた時に感じる水の温度だったり、川の透き通っている具合だったり、何か違うんです。触れると、指先から心までじわじわとくる感覚があるんですよ。水道などの普段身近にあるお水に触れるのとはまったく違う。自然と触れ合うってこういうことなんだろうなって思いますね。心が洗われます。

もちろん年末の御挨拶と初詣も行っています。まず氏神神社にお参りしてから、他の神社さんへ。お神札もいただいて、自宅でおまつりしています。大きな神棚はないんですが、最近、お神札を立てかけておまつりするためのものがあるじゃないですか。お神札スポット。といいますか、しっかりおまつりして、毎日手を合わせるようにしています。伊勢神宮のお神札も一緒におまつりし、一年経つとお返しして。新しいお神札を受けると、心も新たになるようです。

神社といえば、御朱印を集めていて、普段から御朱印帳を持ち歩いています。始めたのは確か十六歳、高校一年生の頃だったと思います。京都で初めて時代劇に出演させてもらうことになって。京都には神社仏閣が多いので、行きたいところを探しているときに知りました。それからちゃんと始めてみようと思うようになったんです。

初めていただいた御朱印は、東京の明治神宮で御朱印帳も一緒に。それからずっと続いていて、十一冊目になりました。墨の濃淡を味わえるのも楽しいですね。最近はなかなか行けないので、ちょっと、 うずうずしています(笑)。

参拝した神社については、まだ少ないんですがツイッターで検索されやすくなる「ハッシュタグ(#)」を付けて紹介しているんです。きっかけは、私が「御朱印やってます」と言ったところ、同世代の女の子たちから「私も始めましたー」「祐 奈ちゃんが行っている神社さん教えてください」っていう声が多かったこと。感 想をいただくのはとてもうれしいですね。

日本人としての、信仰心っていうんでしょうか……。日本に生まれたからには、ちゃんと知っておきたいなって思っています。今、その信仰心が薄れてきているっていう話を聞いたことがあったので、こういうお仕事をさせてもらっているからには、少しでも伝えられたらいいなって、思っています。とくに同世代の女の子たちに、ちょっとでも伝えられるように。

私自身もそうですが、母国愛というか真心というか、日本の心みたいなものをしっかり持って生活すれば、みんながハッピーになれるんじゃないかなって思うので、少しずつ、微力ながら勧めていきたいなって思っています。」


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
ぜひ早起きした朝やお休みの日にでも、お気軽に当社にお越しください。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。