ホーム » ブログ » 神社本庁教化広報センター発行 『御大禮乃儀式』 (2-2)

神社本庁教化広報センター発行 『御大禮乃儀式』 (2-2)

投稿日:2019年2月9日(土)


路傍の蝋梅がきれいに咲いて、春の気配を感じていた矢先に雪の予報。今日は早めに帰宅します…権禰宜の佐藤です。

先日に引き続き、神社本庁教化広報センター発行の『御大礼禮乃儀式』をご紹介致します。前回の記事はこちら

20181225112220-0001

20181225112233-0001

[即位礼](そくいれい) 新帝、即位を宣明する。

三種神器等を受け継いで皇位に即かれた新しい天皇陛下は、吉日をえらび、その即位を公式に国内や諸外国へ宣言して、明らかにされます。国民の代表や海外の賓客らが祝福するなか、陛下がその御座である「高御座(たかみくら)」へ登られる、威風堂々とした儀式です。

[大嘗祭](だいじょうさい) 新帝、国を挙げた祭礼を親(みずか)ら執り行う。

即位の後、天皇陛下は日本中を代表して神々を祀られます。

天皇一代に一度だけのこのお祭りでは、東西から全国の代表となる「悠紀田(ゆきでん)」と「主基田(すきでん)」が選定され、そこで穫れた新穀が神饌とされます。浄らかな秋の夜に、上古さながらに設えた御殿の内で世の中の平穏と繁栄を祈られる、古式ゆかしい厳粛なお祭りです。

「大饗」(だいきょう) 新帝、大嘗祭の撤下神饌をわかち、国民とともに歓び合う。

大嘗祭で神様にふるまい、ともに天皇陛下も食された神饌の「おさがり」が、今度は国民の代表へも分けられます。お祭りの最後に行われる祝宴、「直会」です。大嘗祭の直会として、国民は陛下とともにおさがりを戴き、ともに古来の芸能を楽しみ、そうして陛下の即位を寿いで、歓びをともにするのです。

「親謁」(しんえつ) 新帝、天照大御神と歴代天皇に即位を奉告する。

つつがなく即位の儀式を終えられた天皇陛下は、天照大御神をお祀りする伊勢の神宮や、神武天皇、そして近縁の天皇がお鎮まりになる御陵に親ら参拝されます。ご先祖の神様や歴代の天皇方へ、即位を奉告されるのです。


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
ぜひ早起きした朝やお休みの日にでも、お気軽に当社にお越しください。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。