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【タウンニュース記事】人物風土記~漫画家兼挿絵画家 佐野 絵里子さん~ と 梅の開花状況
投稿日:2022年2月27日(日)
今日は3月下旬並みの暖かさだそうですね。日供祭ご奉仕時も、まったく寒くありませんでした。春はもうすぐそこですね…権禰宜の遠藤です。
さて、『タウンニュース藤沢版』2月25日号の「人物風土記」に、当社の例祭ポスターをはじめ、大絵馬・御朱印帳などのデザインをお願いしております、漫画家の佐野絵里子先生が取り上げられていましたのでご紹介致します。
【人物風土記 ~白旗神社の大絵馬や御朱印のデザインを手掛ける漫画家兼挿絵画家 佐野 絵里子さん 大鋸在住 57歳】
<絵巻は私の教科書>
「お気に入りの絵本は牛若丸。幼少期から古典や歴史の絵本が好き。特に源平時代は格別だ。「平安貴族の雅さと鎌倉武士の勇壮さが味わえる、おとぎ話のような物語」の虜になった。好きが高じて漫画家の道へ。近年は白旗神社の大絵馬や例大祭のポスター、神社仏閣の御朱印、ふじさわ宿交流館のパンフレットなどを手掛けている。
漫画家を志したきっかけは、大学生の時に「絵巻」に出会って。大学の図書館に揃っていた図録を読んでみると、「まるで映画ように、絵と物語が展開する」絵巻に魅了された。知見が深まるほど、登場人物の衣装や馬具など生活の細部や息遣いまでが生き生きと描写される高尚な作品と知り、のめり込む。見よう見まねで描いてみたり、時代背景を調べたり。京都や奈良にスケッチしに足繁く通うなど、大学生活を捧げた。
著書は8作。情報誌のイラストや、地方新聞の4コマ漫画から執筆活動を開始した。94年に講談社の漫画新人賞「ちばてつや賞」に入選。その後は時代劇画誌などで連載するようになった。中でも「乱世を駆け抜けた天才武将の一代絵巻」と題した漫画『源義経』は自身の思い描く義経像の集大成。「よく描かれる静御前とのラブストーリーは全て省いて”活きる”義経の姿を描いた」。枠や頁にとらわれない、奥行きある画面構成。絵巻を「教科書」とする私流の描き方は、読者を惹きつける。
藤沢で生まれ育った。『源義経』を縁に舞い込んだ白旗神社での仕事をきっかけに、藤沢宿での仕事が増えている。漫画でなくても描き方は変わらず、名もなき旅人や旅籠、一人ひとりの人生の想像を膨らませる。「絵の背後にある物語や世界観を大切に。想像しながら描くのが楽しい」
▽佐野先生デザインの例祭ポスター
▽干支絵馬デザイン
【2月27日(日) 梅の開花状況】
▽境内奥の紅梅
▽社務所玄関前の白梅
▽社務所前の白梅
▽手水舎前の白梅