投稿日:2019年1月28日(月)
あさよひに もの食ふごとに 豊受の 神のめぐみを 思へ世の人
食物を司る神様である豊受大神への感謝の心を詠んだ食前感謝の歌です。稲荷神社の御祭神 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)も稲穂の神様であり、食物を司る神様でもあります…権禰宜の遠藤です。
さて、今年平成31年の初午(2月最初の午の日)は2日(土)ですが、去る1月27日(日)午前9時40分頃より、境内西側にあります森脇町内会の守り神様 森脇稲荷神社の初午祭に当社宮司がご奉仕致しました。
森脇町内会は神社に隣接する西側・北側の範囲で約260世帯があり、町内会の子供神輿は当社の先代宮司が手作りしたほど身近な町内会です。
日が当たらない場所なので、大変底冷えをする日でしたが、朝早くから準備をされた町内の方15人程が参列され、町内皆様の安泰繁栄が祈念されました。
江戸で起こった爆発的な稲荷信仰ブームの影響か、東海道の宿場町として商人が多く住んでいた影響か、当地でも邸内に稲荷神社を構える方が多くいらっしゃいます。
稲荷の神様は元々食べ物にまつわる神様でしたが、時代の変遷と共に商売の神様として祀られていることが多くありますし、また森脇稲荷のように人物が祀られていることもあります。
いずれに致しましても、昔から祀られている神様ですから、子々孫々に至るまで大切にお祀りされまして、皆々様が愈々ご繁栄されますように祈念申し上げます。