投稿日:2021年8月3日(火)
【続 神道百言12】
『天地の中にみちたる草木まで神の姿と見つつ恐れよ』~兼邦百首歌抄~
(~略~ 天地の心を歌つたもので、古典によると、天も地も祖神が生み給うたものであるとする。また天地間の草も木も、祖神が生み給うたものとする。かかるが故に、天地だけでなく、地上に生育する草木さへも、神の心を認めねばならぬ。草木が青々と元気よく生育する姿を見ては、人間もかくあれかしと感得する。草木が風雨に堪へる姿を見ては、人間も世の苦難に出合つても、辛抱が大切だと感得する。世の中は平穏無事ばかりではない。苦難に堪へなければならぬ時もある。また春には若葉に燃える時もあれば、秋には一葉も残さず落葉することもある。
人生も壮時があれば、老衰もあり、生まれるものは、必ず死歿する。いはゆる生者必滅の理が、天地、草木の色の衰へによつて教へられる。神の道理のきびしさを知らねばならぬ。~略~)
森羅万象に神宿る。故に常に感謝の心を忘れないようにしたいものです。宮司です。
さて去る8月1日(日)午前8時、毎月恒例の有志による境内清掃に引き続き、小田急線藤沢本町駅前の諏訪町内会の守り神様である諏訪神社の例祭奉仕に伺いました。
同社の例祭日は8月1日ですが例年は同日より前の日曜日に行われており、模擬店やお囃子、そうめん流しなどで賑わいますが、本年は祭典のみとなりました。
時節柄、ワクチン接種の話や来年のお祭りについてなどが話題になりましたが、先行きが見通せない不安と寂しさがありました。
いずれに致しましても、諏訪町内の平穏無事と皆様方のご健勝を祈念申し上げます。おめでとうございました。
昭和32年 長野県 諏訪大社にて先代宮司と町内役員