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【伊勢神宮崇敬会だより みもすそ】特集 斎王の宮③

投稿日:2017年5月13日(土)


フジやツツジもそろそろ終わり。湿度も上がってきて、紫陽花が花をつける準備を始めています。権禰宜の遠藤です。

さて、伊勢神宮崇敬会だより「みもすそ」平成29年春号に掲載されている、特集「斎王の宮」をご紹介致します。今回はその第3弾です。

過去の記事はこちら→その1その2
みもすそ 表紙

歴史に興味にある方は勿論、本年6月3・4日に第35回斎王まつりが三重県明和町にて行われますので、斎王まつりにお越しになる方はその予備知識としてご一読いただけましたら幸いです。
みもすそ 斎王の宮3
「【都から伊勢への斎王群行】
占いによって選ばれた斎王は、すぐ伊勢へ向かったわけではありません。
まず内裏の清浄なところに移り住み、一年間潔斎につとめました。つづいて内裏の外に野宮を造営し、ここでも約一年間同様の生活を送ります。
卜定(ぼくじょう)から足掛け三年後の九月上旬、神宮の神嘗祭にあわせて斎王は伊勢へ下向しました。都から伊勢へ向かう大行列は「斎王群行」と呼ばれ、五百人もの官人・女官を従えての壮麗な旅でした。途中、近江国の勢多、甲賀、垂水、伊勢国の鈴鹿、一志の五箇所に設けられた「頓宮(とんぐう=仮の宮)」に宿泊しながら、五泊六日で斎宮をめざしました。
これら頓宮は群行のたびに建造されたといわれていますが、遺構が残らず、所在地は長らく不明でした。昭和の現地調査で垂水と勢多の頓宮跡地が比定できましたが、ほかの三箇所は未だ所在地がわかりません。
国史跡指定の垂水頓宮跡は、新名神・甲賀土山インターからすぐ。東海道沿いに目印の石碑が立っています。
茶畑の中に茂る森には、記念碑や神宮遥拝のための祠があり、手入れが行き届いた跡地からは、垂水頓宮跡保存会の皆さんの思いが伝わるようです。甲賀市土山町では平成十年から毎年三月に斎王群行を再現し、顕彰に努めています。」


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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