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【神社新報コラム】即位礼・大嘗祭基礎知識3~大嘗祭・悠紀・主基~

投稿日:2019年10月24日(木)


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さて、神社界唯一の業界紙である『神社新報』令和元年10月21日号掲載のシリーズ「即位礼・大嘗祭基礎知識」をご紹介致します。

今回はその3として「大嘗祭・悠紀・主基」についてです。

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神社新報 大嘗祭・即位礼基礎知識3

【即位礼・大嘗祭基礎知識~三、大嘗祭・悠紀・主基~】

「大嘗祭(だいじょうさい)とは、新たに即位された天皇が、伊勢の神宮に鎮座する皇祖・天照大神に対して、新穀からなる御飯(おもの)・御酒(みき)などの神饌をお供へし、また親(みずか)らも召し上がる一代一度の祭祀です。古代より即位儀(現・即位礼正殿の儀)が執りおこなはれた後の、十一月の二度目の卯日を祭日としてきました。令和の大嘗祭は来月十四日の夜半から翌未明に執りおこなはれる予定です。大嘗祭は天皇がその御代の最初におこなふ大規模な新嘗祭とされてをり、今年は例年の新嘗祭(十一月二十三日)は斎行されないことになってゐます。

大嘗祭は七世紀末の天武天皇・持統天皇の時代に成立したとされ、平安時代に基本的な形式が確立して以降、古代・中世に亙り大幅な変更なく執りおこなはれました。文正元年(1466)の後土御門天皇の大嘗祭以降、戦乱により約220年中絶しましたが、江戸時代中期に再興されました。元文3年(1738)の櫻町天皇の大嘗祭からは、前回の平成2年まで11代、途切れることなく斎行されてゐます。

大嘗祭の中核は、天皇が神饌をお供へする神事ですが、その準備は数カ月前からおこなはれました。その始まりが、新穀を収穫する2つの地方を占ひで決定する儀式(斎田点定(さいでんてんてい)の儀)です。両地方は「悠紀(ゆき)地方(国)」「主基(すき)地方(国)」と呼ばれ(令和の大嘗祭は、それぞれ栃木県と京都府)、「悠紀」とは「清浄」、「主基」とは「次(もう一方の清浄)」の意味とされてゐます。大嘗祭のためだけに臨時に造営される祭場を「大嘗宮(だいじょうきゅう)」といひますが、その正殿である「悠紀殿」と「主基殿」では、それぞれ悠紀地方と主基地方で収穫した新穀を、天皇が一晩に二度に亙って神饌としてお供へされます。

大嘗祭では、神饌の品々や新造の祭場である大嘗宮の他に、三河国(現・愛知県)の絹織物(繒服(にぎたへ))や阿波国(現・徳島県)の麻織物(麁服(あらたへ))も供へられてきました。つまり大嘗祭は天照大神を古式ゆかしい「衣食住」をもって、丁重に饗応する祭祀であるといへます」

H31・R1九星等早見表


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