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【神社新報コラム】神宮だより~一月十一日御饌~

投稿日:2022年4月6日(水)


【暦で見る九星の運勢シリーズ】三碧木星:令和4年5月(各自の九星についてはブログ末尾の表をご参照ください)「吉方…なし 日輪のように輝き、明るく気持ちの良い運気になりそうです。物事の動きも良く見えてくるから、よく見てください。もし何か不都合なところが見つかったら、すぐ手直しを」とのことです…権禰宜の遠藤です。

さて、神社界唯一の業界紙であります、『神社新報』令和4年1月17日号掲載のコラム「神宮だより~一月十一日御饌~」をご紹介致します。

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神宮だより

【神宮だより~一月十一日御饌~】

「新年を迎へて神宮の神域内は多くの参拝者で賑はってゐる。皆々が新春を言寿ぐなか、11日午前10時より内宮正宮の四大殿において「一月十一日御饌」が執りおこなはれた。一年に一度、天照大御神と豊受大御神をはじめ、神宮でお祀りするすべての神々が一所に集ひ、大御神と御饌を共にされる賑々しいお祭りである。古式に従ひ、椿案と呼ばれる、椎の枝を皮付きのまま藤蔓で結はへた珍しい机に、神饌として飯や餅、伊勢海老や鯛などの海の幸から山の幸が一つ一つ土器に盛られ、神前に供へられた。

このお祭りは平安時代の末頃よりおとなはれてをり、祭日は12月28日であった。皇大神宮の筆頭禰宜が物忌父を率ゐて奉仕したととから私御饌とも称したが、明治6年より現在の1月11日御饌に改められた。

四丈殿での祭儀が終はると、同日午後から五丈殿において、神宮楽師による歌舞「東遊」が奉奏される。この舞は、河国の有土浜に天人が降りて舞ったのが起源とされてをり、地方の歌舞であったものが平安時代に神事用の舞に整へられ、現在に伝はってゐる。当日は、初詣に訪れた参拝者も新春にふさはしい楽師の優雅な舞や装束に見入り、年に一度の機会に巡り会へたことを、たいへん喜んでゐた。雅楽と六人舞に神職が加はり、広い五丈殿が一時に高雅な佇まひとなる。

かうして宴もたけなはの中、このめでたいお祭りも終はりとなる。神々の宴もさぞや盛大に執りおとなはれたことであらう。(総務部・川越文尊)」

R4厄年表


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