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【神社新報コラム】神宮だより~倭姫宮の創建と市民の崇敬~

投稿日:2020年8月23日(日)


【暦で見る九星の運勢シリーズ】五黄土星:9月(各自の九星についてはブログ末尾の表をご参照ください)「吉方…南東・南西・北西 太陽の気を受けて、輝く運気となりそうです。大いに励んでチャンスを掴んで。但し気を付けないと表面のみで内実の伴わない恐れがあるから身の丈に合った行動を。見栄は禁物」とのことです…権禰宜の遠藤です。

さて、神社界唯一の業界紙であります『神社新報』令和2年8月17日号掲載のコラム「神宮だより」を御紹介致します。

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神宮だより

【神宮だより~倭姫宮の創建と市民の崇敬~】

「垂仁天皇の御代、倭姫命は天照大御神を奉戴し諸国を御巡行され、伊勢国に至り天照大御神の御神託により、五十鈴の川上に御殿を建てることをお定めになりました。皇大神宮の創祀です。倭姫命の御事績をしのび、伊勢の地に社(祠)が建てられたことは、近世以降複数確認できますが、何時から祀られたのか判然とせず、いづれも廃れてしまひました。しかし、倭姫命を顕彰する志は伝承されたやうであり、明治時代に入り、神宮神苑の整備・拡充に尽力した神苑会が創設された際の主旨文には、倭姫命の「神霊ヲ祀ルベシ」とうたはれてゐます。

このことを受け、神宮から二度、政府に対して倭姫命を奉斎する宮居の創建について上申しました。

さらには大正四年、宇治山田市(現・伊勢市)より、市会の決議を経て宮内・内務両大臣に創建の請願がなされました。請願理由をみると、市民が先祖代々間近に皇大神宮を拝すことができるのは天照大御神の御神徳であることは勿論のこと、倭姫命が御神慮を体し、大宮処を求め生涯を捧げて歩まれた御勲績によるものとの信念が読み取れます。

この間、宇治山田市の有志者が倭姫命奉祀期成会を設立し、社殿創建の気運醸成を各地で展開していきます。熱意をもった人々の行動が実を結び、第四十三回帝国議会において、四カ年に亙る別宮創建の費用が可決され、大正九年八月一日に御裁可あらせられ、公布されました。今からちゃうど百年前のことです。以後、創建の諸祭、造営工事は滞りなく進められ、大正十二年十一月五日御鎮座祭が斎行されました。創建以来九十有余年、倭姫命を仰ぎ奉る心は、現代にも受け継がれてゐます。」

厄年表R2


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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