投稿日:2017年5月23日(火)
今日、健康診断に行ってきました。なぜか背が2センチ伸びていました、足の皮が厚くなったのか…権禰宜の遠藤です。
さて、神社界唯一の業界紙であります『神社新報』平成29年5月1日号に、「天皇陛下と稲作」に関する記事が掲載されていましたので、ご紹介致します。
「【天皇陛下お手播き】
天皇陛下には四月十四・十八の両日、皇居内にある生物学研究所脇の苗代で、種籾のお手播きをおこなはれた。
十四日午後三時三十分、薄茶色の長袖ジャンパーに灰色のズボン姿でお出ましになられた陛下には、荒縄で三十センチ四方に区切られた苗代十カ所に、粳米(うるちまい)のニホンマサリと糯米(もちごめ)のマンゲツモチの二品種をお手播き遊ばされた。
お手播きになる種籾は、御親らお育てになられた二十年分の稲からそれぞれ採取されたもので、合計四十種。陛下には十八日午後に、残りの三十カ所へお手播き遊ばされた。
天皇陛下が御親ら稲作りをなさる例は、昭和二年に昭和天皇がお開きになられた。今上陛下には先帝陛下の大御心を継がせられ、御即位後、平成元年六月二日にお田植ゑをなされた。また平成二年からは、種籾をお手播きになる新例を開かれ、毎年御親ら御播種とお田植ゑ、お稲刈りをなされてゐる。
秋に収穫される稲は根付きのまま、十月に伊勢の神宮で斎行される神嘗祭(かんなめさい)、十一月に宮中神嘉殿で斎行される新嘗祭(にいなめさい)にそれぞれ奉られることになる。
【熊本地震で黙禱を】
天皇・皇后両陛下には四月十四日、熊本地震から一年が経過したことから、熊本県主催の「熊本地震犠牲者追悼式」のテレビ中継にあはせ、犠牲者へ黙禱を捧げられた。宮内庁によれば、天皇陛下には午前十時から執りおこなはれた追悼式のテレビ中継を蒲島郁夫県知事の挨拶まで御覧になられたのち、御徒歩で向かはれる予定だった宮殿へとお車で向かはれ、十時三十分からの信任外国大使の信任状奉呈式に臨まれた。」