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【神社新報記事】~聖上お稲刈り~

投稿日:2020年10月22日(木)


【暦で見る九星の運勢シリーズ】三碧木星:11月(各自の九星についてはブログ末尾の表をご参照ください)「吉方…北西 思う様に進めず、気ばかり焦りもどかしい運気となりますが、いつまでも続くわけではないので、諦めず粘り強く歩んで。我慢できなくなって勢いよく飛び出すと躓くおそれあり」とのことです…権禰宜の遠藤です。

さて、神社界唯一の業界紙である『神社新報』令和2年9月28日号掲載の記事「聖上 お稲刈り」を御紹介致します。

お田植の記事はこちら

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聖上 お稲刈り

 

【聖上 お稲刈り】

「天皇陛下には九月十五日、皇居内にある生物学研究所脇の水田でお稲刈りに臨まれ、昨年に上皇陛下が播種をされ、天皇陛下がお田植ゑ・お稲刈りをされた稲の種籾から育った稲穂を、お手づから刈り取られた。

.天皇陛下には御即位後、御播種からお稲刈りまでの一連の稲作をすベておこなはれるのは今年が初めて。午前十一時二十分、白色の長袖シャツに紺色のズボン姿で、黒い長靴を履かれてお出ましになられ、粳米のニホンマサリと糯米のマンゲツモチを十株づつ、丁寧に刈り取られた。

水田の面積は二百三十八平米で、収穫された稲穂は上皇陸下が昨年四月に播種をされ、今上陛下がお田植ゑ・お稲刈りをされた「平成二十号」から採取された種籾と、宮内庁管理部庭園課が昨年生産した稲穂から採取された種籾とが育ったもの。平成の御代では、平成二十年までは茨城県つくば市の農業試験場産の種籾とそれまでに収穫された種籾とが用ゐられ、二十一年からは一号より二十号までの種籾で稲作がおとなはれてゐる。

天皇陛下が御親ら稲作りをなさる例は昭和二年に昭和天皇が開かれた。その大御心をお継ぎになられた上皇陛下には、御代替り後の平成二年からは、毎年お手づから種籾をお播きになられる新例を開かれてゐる。収穫される稲は例年、十月に伊勢の神宮で斎行される神嘗祭に根付きのまま奉られるとともに、十一月の宮中神嘉殿での新嘗祭でも奉られてきた。昨年は大嘗祭が斎行されたことから新嘗祭は執りおこなはれず、神宮での神嘗祭のみに奉られてゐる。

<御感想の発表が>

宮内庁は同日、「本年の水稲御栽培を終えられての天皇陛下御感想」を発表した。陛下には、御作業を振り返られ、「我が国の農耕文化の中心である稲作への思いをより深めることができました」との思召しを示された。また豪雨等や新型コロナウイルス感染症による農業従事者の苦労を御憂慮になられつつ、「各地で収穫が無事に行われることを願っております」と語られた(全文別掲)。

<本年の水稲御栽培を終えられての天皇陛下御感想>

本年、種籾まき、田植え、そして稲刈りまでの一連の作業を初めて経験することによって、我が国の農耕文化の中心である稲作への思いをより深めることができました。

本年は、豪雨等による被害や新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、農業に従事されている皆さんの御苦労もいかばかりかと思います。そうした中、実りの秋を迎え、各地で収穫が無事に行われることを願っております。」

日本の神話では、稲穂は皇祖天照大御神より賜り、これを用いて民を養うよう仰せられた神聖なものとされています。

天皇陛下御親ら稲の作付けをされることは、あまり一般に報道されることがありませんが、日本人にとって誠に重要な事と存じますので毎年ご紹介しております。

厄年表R2


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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