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伊勢神宮崇敬会 発行【みもすそ】 神宮祭儀見聞録8「神嘗祭と初穂曳(かんなめさいとはつほびき)」

投稿日:2018年3月28日(水)


書き溜めていた記事が古くなってしまうので集中掲載シリーズ、最終日です…権禰宜の遠藤です。

さて、伊勢神宮崇敬会発行の『みもすそ』より、神宮祭儀見聞録8「神嘗祭と初穂曳(かんなめさいとはつほびき)」を御紹介致します。

みもすそ85 表紙

みもすそ 神嘗祭

「年間千五百回を数える神宮のお祭りの中でも、最も重要とされるのが神嘗祭で、新穀を天照大御神に捧げ、御恵みに感謝する大祭です。十月十五日よりはじまる神嘗祭では、まず大宮地の地主神に祈る興玉神祭、つづいて神職が神嘗祭の奉仕にかなうかを伺う御ト(みうら)の儀式が行われます。
外宮・内宮では午後十時と午前二時の二度にわたり、由貴大御饌(ゆきのおおみけ)の儀が行われ、新穀の御飯・御餅・神酒をはじめ、海の幸・山の幸を神様へのお食事として捧げます。明くる正午には、天皇陛下より遣わされた勅使が参向し幣帛を奉る奉幣の儀が斎行されます。神嘗祭は十日間をかけて、別宮・摂社・末社・所管社に至るすべての宮社にて斎行されます。尚、今年六月にご就任された黒田清子神宮祭主、七月にご就任された小松神宮大宮司におかれましては、初めての神嘗祭ご奉仕となりました。また、伊勢では神嘗祭を奉祝し、感謝の気持ちとともに新穀を奉納させていただく初穂曳が十五日 (外宮)と十六日(内宮)に行われます。
外宮には奉曳車で陸曳(おかびき)、内宮はソリで五十鈴川を遡る川曳(かわびき)によって新穀をそれぞれ両宮に奉納いたします。毎年、本会会員も全国の神社関係者とともに、外宮陸曳に特別神領民として参加しており、法被姿で「エンヤ!エンヤ!」の掛け声とともに奉曳車を曳き入れます。


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
ぜひ早起きした朝やお休みの日にでも、お気軽に当社にお越しください。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。